過保護と過干渉って線引きが難しいですね。
でも過保護ならまだしも、過干渉になってしまっている人が多くなっています。
過保護は程度によっては必要なものですが、過干渉は子供の自立を妨げることになるのは確実です。
今回は、過保護と過干渉の違いや危険性についてまとめてみました。
過保護と過干渉の違いは?
過保護といえば、文字通り子どもを過剰に保護するということです。
たとえば、欲しいものをすぐに買い与えたりなどという過度な甘やかしですね。
しかし、こういった欲しいものをすぐに買い与えるというような事以外の「あまやかし」は必要なことが多いのです。
甘やかすという言葉には悪いイメージがありますが、子どもの本能的な甘えたいという欲求を満たすという甘やかしは絶対に必要です。
子どもの頃にしっかりと甘えて欲求を満たしてもらうことで、子どもはどんどん自立していくのです。
たとえば、おっぱいを欲しがれば欲しがるだけあげればよいし、抱っこして欲しいというのなら、抱き癖がつくなどといわず、しっかり抱っこしてあげればよいのです。
きっとそうやって手をかけて育てられた子は自立も早いでしょう。
逆に子どもに自立してほしいからと、まだまだ甘えたい時期に、自立の妨げになるからと十分に甘えさせることもなく、子どもの意思を否定して親の思うままに操ってしまう人が多くなっています。
最近はこの過干渉がとても問題になっています。
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過干渉の危険性
過干渉とは、ざっくり言うと子どもが欲してもいないのに与えることです。
例えば子どもが自分で考えて行動しようとしているのに、それは危ないからやめなさいなどといちいち口を出したりすることです。
本当に直ちに危ない状況になっているのであれば、すぐにやめさせなければなりません。
しかし、少し高いところに登ってみたいという欲求から、高いところに登ろうとしているというような場合、親が危なくないように見守ってあげればよいだけです。
それを「落ちたら危ないからだめ」とやる前から制止されてしまうのです。
そんなことを何度もされたら、きっとその子は何かにチャレンジしたり、自分で考えて物事を進めることができない大人になるでしょう。
この過干渉が小学生、中学生、高校生になってまで続くと本当に危険ですね。
親の言うとおり塾に通わされ、進学も自分で決められず、就職も親の言うがまま・・・とずっとコントロールされ続けてしまう・・・
親は必死でわが子を失敗から遠ざけて、守ろうとしているつもりなのかもしれませんが、人は失敗してこそ学ぶものです。
子どもの頃であれば、転んで怪我をすることで、危なくない転び方を学び、テストで悪い点数を取って反省することで次に向けて頑張ろうと思い・・・失敗を繰り返すことでどんどん成長していくものです。
本当に子どもを自立した大人にしたいのであれば、過干渉は逆効果です。
きっとそういった親は自分で過干渉だということには気づいておらず、子どものためにと必死なのだと思います。
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まとめ
私自身、過干渉になっていないか、自分で客観的に考える時があります。
時々、自分の行動を客観的に見ることで、過干渉を防ぐことができると思います。
過保護も過干渉もどちらも子どものためを思ってしていることですが、できるだけ過干渉にならないように意識したいものですね。
byさっちん