「今日のメニュー何にしよう?」
離乳食が始まってからいつもこんな風に頭を悩ませていませんか?
とくに1歳ぐらいになるとちょこちょこ動き回り始めるため、なんとか手早く料理したいところですよね。
何とかならないかしら?
育児本の通りに離乳食が進んでいたら悩まないのですが、現実にはそううまくいきません。
自分の子は、もう大人と同じメニューにしても大丈夫なのかどうかわからないという人は多いのではないでしょうか?
今回は離乳食を大人と同じメニューにしていい時期について、自分の体験をまじえつつ解説していきたいと思います。
離乳食から大人と同じメニューにしていいのは?
離乳食っていつから大人と同じものが食べられるのかしら?
離乳食も完了期に入ると、大人と同じメニューで作ることが出来るようになってきます。
さまざまな離乳食の本にも、大人からのとりわけメニューなどのレシピがたくさん載っています。
よく作っていたのはシチューや鍋物。
大人と同じメニューと言っても、子供用の味付けは薄味が基本なので、次のように調理していました。
- 大人用に煮込んだものを味付けの前に子供用だけ取り出す。
- 野菜などは食べやすい大きさにきりなおして、もう少しやわらかく煮込みなおす。
- 子供用の調味料で味付けする。
ハンバーグなども子供用は小さく作り、ソースだけ子供用調味料で作っていました。
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そもそも離乳食完了期とは?
離乳食完了期とは、栄養の大部分を母乳やミルクではなく食事でとれるようになってきた時期のことを言います。
具体的には、
- 1日に3回の食事がとれるようにようになっている
- 5分粥や軟飯が食べられるようになっている
- バナナや肉団子などのやわらかい食材なら歯(歯茎)で噛み潰せるようになっている
この3つが出来るようになってはじめて離乳食完了期(パクパク期)に突入になります。
けれど完了期と言ってもその時期は、実は子供によって差があるのです。
離乳食を始める時期も5ヶ月ごろの子もいれば7ヶ月ぐらいの子もいるように、完了期に入る時期もバラバラです。
目安としては1歳過ぎから1歳半ぐらいの間ですが、それより早い子もいれば、遅い子もいます。
すごく量を食べるような子でも、まだあまり噛まずに飲み込んでいるようでは完了期には入れません。
逆に月齢は小さいけれど手づかみで固形のものをつかめて、よく噛んで食べられる子はすごく早く完了期メニューに入れたりします。
友人の子供がこのタイプで、歯も生えていないような時期からパンなどを歯茎で噛んで食べていたので、サイズは小さくしてありましたが1歳で親と完全に同じメニューを食べていました。
逆に遅い子ではママ友さんのお子さんが、「2歳でもなかなか食に興味を持ってくれなくて進まない」というような相談を市の栄養士さんにしたりしていました。
こんな時はまだまだ早い!
楽になるわ。
親と同じメニューにするとたしかに楽になるけど、気をつけなくてはいけないものがあるのよ。
それは食物アレルギーです。
食事の回数や噛んで食べられるなど完了期の目安はクリアしていても、実は食材がクリアできていないこともあります。
私の時にはあまり慌てて離乳食に入らない方がいいという風潮があって、遅い時期(7ヶ月や8ヶ月)から離乳食を始める人がいました。
遅く始めた場合は食材の進みが遅くなる傾向にあり、1歳を過ぎてもまだ食べたことのない食材やアレルギーが出るかもしれない食材などが残されていたりします。
私は6ヶ月になる少し前から始めて、大体1歳前ぐらいまでには食べてもいい食材はほぼ使い終わっていました。
まずは、アレルギー食材をクリアしてから大人と同じメニューにするようにしてくださいね。
まとめ
大人と同じメニューが取り入れられる時期である完了期に入ると、少し心に余裕が持てるようになります。
完了期の目安の年齢は1歳~1歳半ですが、年齢よりは次のことが出来ているかが重要です。
- 1日に3回の食事がとれるようにようになっている
- 5分粥や軟飯が食べられるようになっている
- バナナや肉団子などのやわらかい食材なら歯(歯茎)で噛み潰せるようになっている
この3つに加え、
- 大人のメニューに使われるような食材をすでに口にしている
- 食物アレルギーの出る食材はない
この2つがクリア出来ていれば、大人のメニューと同じ(でも薄味にしましょう)で大丈夫です。
パパ・ママと同じものを食べられることで、子供の食事への関心も増してくれるので本当に楽になりますよ。