多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)といえば、症状として月経異常や不妊、肥満などが代表的ですが、今回はその中でも悩んでらっしゃる方が多い、不妊についてお話したいと思います。

実は私も、多嚢胞性卵巣症候群を患っていたため、まず妊娠できるのか?という不安、そして流産しないのか?っていう不安が常に付きまとっていました。

今回は、私の体験談も踏まえ、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の場合、妊娠しにくいの?妊娠しても流産しやすいって本当?といったことをご説明したいと思います。


多嚢胞性卵巣症候群だと妊娠しにくいって本当?

結婚したばかりなんですが、前々から生理痛に悩まされていたので、病院で検査すると多嚢胞性卵巣症候群だと分かりました。この病気だと妊娠しにくいって本当でしょうか?
多嚢胞性卵巣症候群の場合、妊娠しにくいというのは本当です。不妊に悩む方も多くいますので、ご説明致します。
  • 多嚢胞性卵巣症候群の場合、妊娠しにくいのは本当
  • 普通は一個育ち排卵する卵が、同時に数個出来、成長しにくく排卵しにくいのが原因

普通は排卵のたびに1個の卵胞が成長し、排卵するのに対し、多嚢胞性卵巣症候群の場合、卵巣の中で同時に数個の卵胞が出来てしまい、同時に数個できることで、それが成熟しないため、排卵しないままという状態になります。

排卵をしなければ受精もできないため、妊娠しません。なので、妊娠しにくい不妊に悩む方の中には、気付いてなくてもこの多嚢胞性卵巣症候群という病気が隠れている場合があります。

私が超音波で診てもらった際にもやはり卵が卵巣に残ったままで、排卵もこの様子だと年に2.3回してればいい方なので妊娠できたら奇跡に近いと言われました。

そんな私ですが、その奇跡の妊娠をすることが出来たんです!しかし、妊娠しても、不安はまだまだ残ります。それを以下でご説明致します。

PCOS

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多嚢胞性卵巣症候群だと流産しやすいって本当?

妊娠できても、流産する可能性も高いのでしょうか?
多嚢胞性卵巣症候群だと妊娠しにくく、流産しやすいというのは本当です。それについてご説明致します。
  • 一般に比べ倍以上の確率で、多嚢胞性卵巣症候群だと流産しやすい
  • 着床時に必要なホルモンが減少するため
  • 多嚢胞性卵巣症候群はホルモン異常の病気でもある

多嚢胞性卵巣症候群は一般の方に比べ流産率が倍以上と言われています。そしてそれが12週までの間に80%起こるそうです。

なぜそういったことが起こるのかというと、多嚢胞性卵巣症候群はホルモン異常の病気でもあり、着床を助けるホルモンが着床時に減ってしまうために、流産につながってしまうようです。

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私も、妊娠はできたものの、「まずは心臓ができるまでの間に流産することが多いのでそこまではおめでとうございますとは言えません」と病院でも言われました。

私の体験談をご紹介

多嚢胞性卵巣症候群の私でも、妊娠出産することが出来ましたので、その体験談をご紹介いたします。

妊娠まで

私は、しばらく漢方薬で多嚢胞性卵巣症候群の治療をしていたのですが、薬をやめて、周期はバラバラですが、ほぼ毎月生理は来るようになりました。しかし、生理痛は前ほどではないですがひどく、まだPMSもありました。しかし、結婚してしばらくタイミングを計っていたある時、以下のような症状が現れました!

  • 体がだるく、仕事をしていても起きてられない
  • 熱っぽい
  • 家に帰っても眠くてすぐ寝てしまう

そのような症状が1週間ほど続き、疲れが溜まっていて風邪気味なのかなと、風邪薬を何度も飲もうと思ったのですが、もしや?と感じ、妊娠検査薬を試しました。それでも結果は陰性

とてもだるくてぼーっとしているのでおかしいなと思い、また3.4日後に妊娠検査薬を試しました。そこで陽性反応でした。次の日主人と病院へ行き、子宮での妊娠を確認しました。5週程だろうとのこと。

しかしとても不安で、嬉しいよりも私のお腹で赤ちゃんを育てることができるのかということが心配で仕方ありませんでした。

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流産の危険と心配

毎日ドキドキ、不安でいっぱいになりながら出来る限り気をつけて生活しました。そこから毎週心臓ができているかを確認しに病院へ。つわりもかなりありましたし、1日1日がとても長く病院に行くのが怖かったです。

だいたい心臓は7.8週までには出来るそうなのですが9週目にもまだ出来ていませんでした。毎回泣きながら帰っていました。病院によっては薬を使っておろすそうなのですが、病院の先生がもう一週待ってみようと言ってくれました。

そして10週目にやっと心臓ができていました。「妊娠おめでとうございます」と言われてとても嬉しかったです。なので同じ状況の方がもしいればあきらめないで待ってみてください。可能性はあります。

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生の体験談はすごく勇気になりました。私も次に続けるよう頑張りたいと思います。

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最後に

  • 多嚢胞性卵巣症候群の場合、普通1個育って排卵する卵が、同時に何個もでき、成長せず排卵しにくいのが妊娠しにくい原因
  • 多嚢胞性卵巣症候群の場合、着床時に必要なホルモンが減少してしまうホルモン異常が流産の原因

奇跡に近いとのことですがご覧のとおり妊娠することができました。心臓ができず、泣いていた私に病院の先生が言ってくれたことでとても救われました。

『今回もしダメでも二人の間で赤ちゃんができる事が分かったんですよ、それが大事です。』

普通に妊娠された方からすると当たり前のことかも知れませんが病気の私には本当に嬉しい言葉でした。健康な二人でもどうしても遺伝子が合わないことがあり、妊娠できないこともあるそうです。私だけが悪いわけじゃないと言われたような気がしました。

今悩んでいるあなたも、あなただけが悪いなんて事はありません。それは忘れないでください。

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