「子供が決まったものしか食べないから体が心配!」
「好き嫌いが多すぎて食事作りが大変!」
など、子供の偏食に関する悩みは尽きませんよね。

「こんなに美味しいのに何で嫌いなの?」
「これの何が嫌なの?」
って思ってしまいますが、残念ながら大人と子供の体のつくりも味覚も違いますし、それこそ個人差があります。

それでもやはり親としては何でもパクパク食べてほしいものですよね。
ここでは子供の偏食の原因や、嫌いな食材を食べられるようにする食事の工夫を考えてみましょう。


決まったものしか食べない子供、原因は?

1.子供は苦いものや酸っぱいものが苦手、という人間の本能

そもそも子供は苦いものや酸っぱいものが苦手です。
これは人間の本能としての、”酸っぱいものは腐っている”、”苦いものは毒がある”というものなので仕方がないのです
成長の過程で物理的に色々なものを食べられるようになり、経験や知識を積み重ねることにより「酸っぱくても苦くても食べられる」ということがわかります。
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2.食材が大きい、硬い

また、子供は硬いものや大きいものも苦手です。
硬いものは噛む力が弱いから、大きいものも噛みちぎる力と口腔内の容積が小さいからです
食事時、小さい子供が食べ物を噛みちぎることが出来ず、口の中に押し込んで「おえっ」っとなっている光景をよく目にしますよね(^^;)

3.お腹が空いてない

お腹が空いていないからという原因もあります。
特に小さな子供は1回の食事で多くの量を食べられません
その代わりすぐにお腹が空きます。
運動量の多い活発な子供ならなおさらでしょう。
大人の朝・昼・晩の時間に合わせると、子供のお腹の空くタイミングに合わないこともあります。
さらにいうと、大人は時間を見て、お腹が空いてきたなぁということがありますが、子供はお腹が空いたと気づいた時が食べる時ですから!(笑)
その空腹時に我慢できる程度の+αの時間を少し足して食事を出せば、きっと偏食も少なくなります。
空腹は最高のごちそうですから♪
お腹が空いていないときに、嫌いな食べ物なんて食べてくれる訳ないですね(笑)

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時期的なもの?いずれは食べるようになってくれるの?

人間は体も頭も心も成長していきます。
先に少し触れましたが、体と頭が成長すると自然と食べられるものが増えていきます。

また成長する過程でさまざまな経験をします。
好きになった相手の好きな食べ物は好きになりたいと思うし、ライバル視している相手が苦手な食べ物は食べれるようになりたいと思います。
嫌なつらいことがあったときに印象深い食べ物があると、なんとなく苦手になるかもしれないし、逆に良いことがあると好きになってくれることもあるかもしれません。
このように子供の体と頭と心の成長が偏食に大きく関係していると思われます。

花粉症

偏食の子供の食事、どんな工夫ができる?

【みじん切りにする】
どうしても食べさせたいときはペースト状にして味の濃いものに混ぜる、ですが親としては子供に”それ”と理解して食べられるようになり、偏食を少なくしてもらいたものですよね。
そのための工夫としては、やはりみじん切り!
おすすめ料理は子供の大好きなチャーハンハンバーグです。

【空腹時に食事を出すようにする】
そして先にも書きました絶妙な空腹時に出します。
子供は嫌いな食材が入っていることに、言わなくても気づくかもしれません。
ですが空腹とその嫌いな食材だけを除く作業を頭の中で天秤にかけた結果、空腹が勝ち食べてしまうことがあります。

このときのポイントとしては、他の料理や、目に見える範囲にお菓子や食べ物を置いておかないようにしましょう。
目の前には苦手な食材が入っている料理のみにすると、子供の方も「おいしい!」までいかないにしても「あれ?食べれた??」になり自信がついてくるかもしれませんよ。

【食材(野菜など)を家庭で育てる、調理を手伝わせる】
他にも広く知られていますが、食材を育てる一緒に調理をするというのも効果的です。
嫌いな食材でも関わることで愛着が湧くのか、いつもより美味しく感じるようです(^-^)

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【苦手なものを食べられたら褒める】
食事は出来ればあなたも一緒に食べて「おいしいね」と笑顔で言いましょう。
そして子供が嫌いな食材を食べられたことを報告してくれば、小さい子供であれば「あら?!ホント!!すごいね~!やったね!!」と少し大げさなくらい驚いてから褒めて、大きい子供には自然に軽く褒めましょう。
これは私が小学生と幼稚園児に使い分けている技です(笑)

最後に

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子供が偏食ばかりしていると、母としては本当に心配だし悲しくなります。
でもこんなふうに思ってみてはどうでしょう。

あなたの子供は病気ばかりしていますか?
いつも元気がないですか?

時にはそんな日もあるけれど、普通に笑って怒って泣いて、遊んで寝て毎日を過ごしているのなら大丈夫です!
成長するにつれてきっと嫌いなものが少なくなっていきます。
私自身がそうだったように、あなたも子供の頃を振り返るとそうだったのではないでしょうか?

工夫をして食べてくれなかったとしても、偏食だけに気を取られず、「食事は楽しい」ということを伝えられたら良いですね。

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