女の子は3歳と7歳、男の子は5歳になる行われる七五三。
子供の健やかな成長を祝う大事な行事ですね。
でも、わからない事がたくさんありませんか?
七五三参りで神社へ行く場合、ご祈祷をしてもらう場合は準備しておかなければならないものとして、ご祈祷料(初穂料)があります。
今回は、初穂料についての書き方や金額の相場、また玉串料との違いなどを分かりやすく紹介していきます。
七五三の初穂料の書き方!
七五三は慶事ですので、水引が「花結」になっているものを使いましょう!
あわじ結びや結切タイプのものは、主に婚礼で使われるものです。間違わないように気をつけましょう!水引の上に「御初穂料」または「初穂料」と書きましょう。
どちらでも構いません。個人的には御をつけた方が、より丁寧さを感じるのでいいと思います。
水引の下に子供の名前をフルネームで書きましょう。
兄弟や姉妹で一緒に行く場合には、兄弟・姉妹の名前も連名で書きます。
・中袋がある場合は、中袋表面に金額、裏面に子供の名前を書きます。
のし袋の書き方例を下記に載せます!画像を是非参考にして下さいね!
中にいれる初穂料の相場は?いつ渡すの?
【初穂料の相場】
おおよそ3000円〜10000円です。だいたい5000円ぐらいが一般的なようです。
金額については「お気持ちでお納め下さい」としている神社もありますが、予め初穂料の値段を決めている神社もあるので、事前に参拝へ行く神社に電話で確認しておくといいでしょう。
【初穂料を渡すタイミング】
まず神社へ行くと受付があります。そちらでご祈祷申し込み用紙があるので、子供の名前や住所などを記入し、ご祈祷用紙を受付へ渡す際に一緒に初穂料も「お供え下さい」と言って渡しましょう。
間違っても、「謝礼です」などとは言わないよう気をつけましょう。
ところで七五三の初穂料って何のお金?
初穂料の書き方や渡すのタイミングについてご紹介してきましたが、初穂料とは何かが気になりますね。
こ存じない方も多いのではないでしょうか?
まず初穂とは、その年に初めて収穫された稲穂や野菜などの農作物をいいます。
古来から、初穂をお供えとして神前に毎年奉納していました。
現代では、初穂の代わりに献じる金銭の事を初穂料と言うようです。
神職さんに祝詞(のりと)をあげてもらい、お祓いをお願いした謝礼を「初穂料」として神社に渡すのですが、この初穂料はお供えとして神前に奉納されます。
なので、渡す時に「お供え下さい」と言うのですね!
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初穂料と玉串料?その違いは?
謝礼の表書きを調べていると、初穂料以外に玉串料と言う言葉も出てくるかと思います。
それぞれどういった時の表書きとして使うのか、その違いについてと、七五三ではなぜ初穂料とするのかについて調べてみました。
お宮参り、七五三、結婚式などの祝いの儀式での表書きとして使われるようです。
また地鎮祭での謝礼やお守り・お札の値段を初穂料と言うケースもあるようで、これらは玉串料とは言わないのが大きな違いであると言えます。⚫︎玉串料
お宮参り、七五三、結婚式などの儀式での表書きで使われる他、神道式の通夜や葬儀で香典を玉串料と言うようです。これは初穂料とは言わないので、そこが大きな違いであると言えます。
また、葬儀などで神職さんに渡すお車代なども玉串料として渡すのが一般的です。
なぜ七五三での表書きは初穂料なの?
玉串料でも問題はないんです。いってしまえば、ご祈祷料でもかまわないと思います。
ですが一般的に初穂料とされるのは、七五三を行う時期が本来毎年11月15日とされているため、季節と初穂の意味との関係からではないかと思われます。
また、ご祈祷をお願いしたいと参拝予定の神社へ問い合わせすると、初穂料を用意してください。と言われる事が多いためです。
謝礼の表書きが、玉串料でも決して間違いではないです。
最後に
子供の成長を祝って行う七五三、今回はご祈祷の謝礼表書きの書き方にスポットをあてて紹介しましたが、いかがでしたか?
我が子にはまだ先の事なのですが、調べていて知らない事の方が多かったので、今回とても勉強になりました。
特に親御さんが悩まれるのは、初穂料と玉串料どちらなのか、また金額の相場と渡すタイミングだと思います。
七五三は子供の晴れ舞台ですので、それをしっかりサポートできるよう親御さんが事前に知識をつけておく事で、よりいい思い出になるのではないでしょうか?
是非活用してくださいね!
by ykr@