子供が大きくなってくると、気になるのは学習面です。学校だけでは足りないので、プラスアルファが必要になりますね。
学校外での学習となると、真っ先に学習塾や家庭教師が浮かびますが、この二つの違いは何でしょう? メリットやデメリットは?
どうせならわが子にぴったりの学習方法で勉強させたいものです。塾と家庭教師の違いについてまとめました。
塾に通うメリット・デメリットは?
塾に通うメリットはテストで点が取れるように学習内容が特化している点。特に受験に目的を置いたコースでは、目標とする学校の試験傾向などを分析しているため、効率的に受験対策ができるのがメリットです。
また、家庭教師に比べてリーズナブル。
目標を同じくする仲間が大勢いるのも心強いですね。
一方でデメリットもあります。
カリキュラムが組まれているので、生活の自由度が下がる点。塾に行く日は他の予定を入れることができませんよね。送迎の問題もあります。
また学校よりも進み具合が早いため、一回休んだだけで内容がちんぷんかんぷんに。特にレベルの高いコースにいる子ほど、遅れを取り戻すのは大変です。休んで内容がわからなくなり、モチベーションが下がる子は多いのです。
また授業はカリキュラムに沿って進んでいくので「わかるまでじっくり教えてもらう」ということは難しいです。
どんな子が塾に向いているの?
塾に向いている子は、
- 勉強の仕方がわからない
- 今まで部活や習い事など、他のものに打ち込んでいた経験がある
勉強の仕方がわからない子は、塾のシステム化された学習方法を覚えると、「わからないところがわからない」という状態が解消されるので、一気に理解力が高まります。
また部活など他のことに時間を取られ勉強ができなかった子は、受験などを前に部活や習い事を引退、またはお休みして、今まで練習時間に当てていた時間を勉強に当てることになります。そういう子は集中力が高く、効率的に学習することができるのです。
また、練習時間を勉強時間に変えただけなので、本人もそれほど負担に思いません。
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家庭教師のメリット・デメリットは?
家庭教師のメリットは、マンツーマンであるところ。先生が学習内容を子供の学習度に合わせてくれるという点です。わからないところはわかるまでじっくり教えてくれます。送迎の問題もありませんし、日程に調整の余地があります。
また、自分よりは年上だけど親よりは年下の家庭教師は、話し相手としてもぴったり。多感な時期には心強い存在になります。
デメリットは、費用が塾に比べて高いところ。また先生への依存度が高くなり「わからなければ、聞けばいい」という考えに陥りやすいという欠点も。
どんな子が家庭教師に向いているの?
塾への送迎が難しい場合は家庭教師のほうが向いています。
また、引っ込み思案で、教室の中で先生に質問する、ということが苦手な子は家庭教師のほうが向いています。塾の先生よりも親しい関係が築きやすいので、質問もしやすくなるためです。
友達と一緒の塾だけど、置いてけぼりにされているような場合も塾が向いています。塾はどうしても競争心をあおりますが、学力や学習の進め方には個人差があります。でも同級生だと「同じようにできるはず」と思ってしまい、同じようにできない場合は劣等感に苛まれる可能性も。
つまづいた時は復習から始めるのがベストですが、周囲の目があるとなかなかできないもの。そんな時は、周囲の目がないマンツーマンのほうがすんなり学習に取り組めます。
最後に
塾にも家庭教師にもメリットやデメリットがあります。どちらがいいとは一概には言えませんが、子供の性格によって、どちらが向いている、という傾向はあります。
その子にぴったりの学習方法を見つけてあげてくださいね。
by 武藤はづき