マイコプラズマ肺炎という病名はよく聞きますが、どんな病気なのかご存知ですか?

少し前にうちの娘もマイコプラズマ肺炎にかかりました。
普通の肺炎とは全然症状が違うため、まさか肺炎だとは思わず、数日間気づきませんでした。

それでは、どのような症状があるのでしょうか?また、治療方法は?

そんなマイコプラズマ肺炎について私の娘の体験談も交えてまとめてみました。


マイコプラズマ肺炎とは?症状は?

ママ Aさん
マイコプラズマ肺炎とはどのように起きるのですか?
先輩ママ Bさん
マイコプラズマという微生物の感染によって起きるものです。

 

特に幼児から若い人たちの間で流行する傾向があり、日本ではオリンピックの開催年に流行するため、「オリンピック病」とも呼ばれています。

流行する時期は晩秋から早春の間が多くなっています。

大人では97%の人が感染を受けていますが、何回も感染することがあり、重症化して入院しなければならないこともあります。
また、1歳までに40%の子どもが感染し、5歳までに65%の子どもが感染しているというデータがあります。

そして、何度もかかる可能性もあり、重症化することもあります。

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マイコプラズマ肺炎の症状は?

ママ Aさん
どのような症状がありますか?
先輩ママ Bさん
マイコプラズマ肺炎の主な症状は、以下の3つです。

 

  • 乾いた咳が続く
  • 37℃から39℃以上
  • 胸の痛み・疲労感

 

マイコプラズマ肺炎は、上気道炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎などを引き起こします。
肺では特に増殖しやすいので、一旦肺に菌が入ってしまうと肺炎になりやすいのです。

しかし、肺炎といっても、肺炎球菌によって引き起こされる普通の肺炎とは違うので注意が必要です。
乳幼児がかかった場合は風邪程度ですみますが、小学生以上の子供など、免疫力が高いほど肺炎に移行しやすいのが特徴です。

初期症状喉の痛み、咳、発熱(37℃~39℃以上)、鼻水、鼻づまりなど、風邪のような症状です。
なので、ただの風邪かな?という感じです。

病院にいっても、マイコプラズマ肺炎が流行っているという情報がなければ見落とされることもあるほどです。

しかし、マイコプラズマ肺炎の場合、解熱したあとも痰のからむ咳が1ヶ月近く続き、呼吸がしにくくなります
また、喘息がある場合は喘息が悪化し、ゼイゼイ、ヒューヒューという呼吸音が聞こえてきます。

また、マイコプラズマ肺炎は「歩く肺炎」とも呼ばれ、肺炎を起こすと普通は辛くて歩けないほどですが、このマイコプラズマ肺炎に限っては症状が軽く入院しないことが多いからです。

実際うちの娘も病院に行く前は、熱が下がった日はあまりにも元気だったので学校に行きたいと言っていたほどで、病院で肺炎だと聞かされ、びっくりしました。
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マイコプラズマ肺炎の治療方法は?

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ママ Aさん
治療方法はどうなりますか?

 

先輩ママ Bさん
治療にはマクロライド系の抗生物質が使われます。

しかし、「マクロライド耐性菌」に感染していた場合は効きません。
ですから、最近では、最初からマクロライド系以外の抗生物質を処方される先生が増えているようです。

うちの娘もマクロライドが効かないかもしれないからと別の抗生物質を処方されました。

マイコプラズマ肺炎ってうつるの?潜伏期間は?

マイコプラズマ肺炎は風邪のように感染者のくしゃみや咳などを吸い込んだりすることで感染します。
特に学校などで流行することが多いようです。

潜伏期間は感染してから発症するまで、2週間から3週間程度です。

他にもある!咳が続く病気

普通の風邪でも咳は出ますが、その咳が長引く場合は風邪ではないことがあります。

先輩ママ Bさん
マイコプラズマ肺炎以外でも長引く咳には要注意です。

 

  • クループ症候群:「ケンケン」という乾いた咳が特徴です。
  • 急性気管支炎:発熱と乾いた咳から湿った咳へと変わっていきます。
  • 肺炎:主な症状は発熱、咳、多呼吸で、原因は年齢によって違います。
  • 咳喘息:喘息特有のゼイゼイ、ヒューヒューという音がないため、医師でも判断が難しいといわれています。
  • 喘息:ゼイゼイ、ヒューヒューという特徴的な音が胸からして、発作が起きると呼吸困難になる病気です。
  • 百日咳:痙攣性の咳発作が特徴で、1歳以下の乳児がかかると死に至る可能性もある病気です。

 

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さいごに・・・

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うちの娘も小1でマイコプラズマ肺炎になり、最初は咳が出て、熱が上がり、38℃程度あっても元気なので、病院にも行かず様子を見ていました。

しかし、なかなか熱が下がらないので、病院に行ってみると、肺炎を起こしていると言われ、レントゲンを撮ってみると肺に白い影があり、マイコプラズマだろうといわれました。

いつもは熱を出すと39℃以上の高熱を出す娘が38℃程度でしかも元気だったため、軽い風邪だと思っていたのに、肺炎とのことで驚きました。

マイコプラズマ肺炎は、流行していなければ小児科でも見落とすことがあるほど診断が難しいようです。

私がかかりつけにしている病院は呼吸器科で、県内でもかなり有名な咳専門の先生で、咳の音を聴いただけで、ある程度診断してくれます。今回もすぐにマイコプラズマだと診断してくれました。

以前に娘が咳喘息になった時も普通の小児科では見落とされていて、手遅れになり、呼吸器科へ行った時には既に喘息へと移行してしまいました。

上記のように咳が長引く怖い病気はたくさんあります。
あまりにも咳が長引くようであれば呼吸器科がおすすめです。

うちでは、普段体調が悪い時は小児科に行きますが、咳が出た時は呼吸器科に行くことが多いです。

早めの診断で重症化しないように気をつけましょう。

 

ママ Aさん
気になっていた、マイコプラズマ肺炎のことが良く分かり大変参考になりました。早めの診断を心掛けるようにします。ありがとうございました。

 

byさっちん

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