赤ちゃんは、お母さんからもらった免疫がきいている間は、病気にはなりにくいのですが、生後3ヶ月を過ぎた頃から熱を出したりするようになります。
冬だと鼻水をたらしたり、家族の風邪をもらったり・・・でも、できるだけ小さな体に薬を使いたくないですよね。
今回は、赤ちゃんの発熱を薬を使わずにやわらげる方法についてお話ししたいと思います。
風邪は薬では治らない
風邪が治る薬を発明したらノーベル賞ものだというのは有名なことです。
逆に体が風邪を治そうと熱を出したり、鼻水を出したり、咳を出したりして、ウイルスと戦ったり、体外へ排出させようとしているのを薬で抑えてしまうと余計に症状が長引くのです。
関連記事)
発熱の対処法は?
- 熱が上がり始めている時は、悪寒がして寒気を感じているので、震えて寒がっている時は、体を温めてあげましょう。
- 熱が上がりきると、今度は暑いので、寒くない程度に熱を放出させるように衣類や布団などの調節をしましょう。
冷却シートは気休め
頭を冷やして嫌がらないようであれば、おでこを冷やします。
この時、よく使われるのが冷却シートですが、実はこれは、気持ちよく感じるのですが、気休め程度にしか効きません。
寝返りをうっても落ちなくて、冷感も持続するので便利ですが気休めどころか肌にもよくありません。特にお肌の弱いお子さんには使わないほうがよいでしょう。
昔ながらの冷却タオル
我が家では昔ながらのやり方です。
小さいタオルを水につけて絞ったものをおでこに乗せるのです。
我が家にはクレイ(エステなどで使われる泥)のパウダーがあるので、それでペーストを作り、余裕のある時はクレイをおでこ用のタオルに塗ったりします。
他にも豆腐を使った湿布が効果的です。
水切りした豆腐(1/2丁)をつぶし、小麦粉を大さじ2ほど混ぜて、ガーゼなどにのばして、はさんでおでこに乗せるだけです。
これらの方法は無理に熱を下げるのではなく、体が放出した熱を効率よく吸収してくれます。
ですから薬のように風邪と戦う力を失わせるものではないので、安心です。
もちろん副作用もありません。
ただし、豆腐の湿布の場合は38度以下になったら冷えすぎるので、普通のお水での湿布に替えたほうがよいでしょう。
3点クーリング
38度以上の時はおでこ以外にも脇、足の付け根も同時に冷やすと、早く熱が下がります。
ケーキ屋さんなどでもらえる小さな保冷剤をガーゼハンカチなどに巻いて当ててあげましょう。
水分補給
あとは、水分補給をしっかりすることです。
発熱による発汗で水分が失われるので、少しずつ飲ませてあげましょう。
離乳前の赤ちゃんであれば、母乳で十分です。
ママのおっぱいは水分プラス安心感も得られるので、辛い症状もやわらいですやすや寝てくれますよ。
水分補給をしっかりすれば、おしっこもたくさん出ます。おしっこをしっかり出すことでも放熱できるので楽になります。
[adsense]
さいごに
子どもってなぜか土曜や日曜など病院が開いていない時間に発熱するんですよね。そんな時、救急病院に行くか迷いますが、とりあえず熱を下げる手当てをしてみましょう。
熱がある状態で病院に連れて行くのも赤ちゃんや子どもにとっては負担がかかります。
- けいれんを起こしている
- 水分がとれずにぐったりしている
- ひどい腹痛がある
- 意識がない
- 熱が5日以上続くとき
- 熱が40度以上出ていても顔色が悪い時
- 咳がひどく、呼吸ができない時
- チアノーゼが出ている時
byさっちん