子どもは遊ぶことで脳も体も心も育ちます。

赤ちゃんの頃から良質なおもちゃで遊ぶことはとても大切なことです。
今回はそんな赤ちゃんのためのよいおもちゃの選び方について
お話したいと思います。


知育玩具って?

よく知育玩具などがCMや雑誌などで紹介されていますね。
知育玩具と紹介されていると、そのおもちゃで遊ぶことで
頭がいい子が育つと思ってしまいがちですね。

確かに中には本当によいものもあるかもしれませんが、
粗悪な物が多いことも知っておいたほうがよいでしょう。

一番選びたくないのが、電池で動くおもちゃですね。

1.電子音が鳴るもの
2.光るおもちゃ
3.電池で動くおもちゃ

この3点です。
こういったおもちゃは、乳幼児にとっては刺激が強すぎるのです。

光や音の刺激に慣らされてしまった子どもは、
積み木などの遊びができなくなるのです。

CMや雑誌で紹介されている知育玩具を思い出してみてください。

音が鳴ったり、光ったりするものがほとんどではありませんか?

中には知育玩具と謳ってはいるものの、実は親が便利なものだったりするのです。
いたずら盛りの子に与えれば、本物でいたずらをする代わりに
それで満足させることができる・・・とか。

知育というよりも親にとって便利なのです。

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良質なおもちゃって?

では良質なおもちゃとはどういうものなのでしょうか。

ねんねの頃

ねんねの頃の赤ちゃんであれば、木でできたおしゃぶりやガラガラ。
手触りのよい木で丁寧につくられたおしゃぶりやガラガラは触るだけでも
癒されます。
木のおもちゃを取り扱っているお店には月例ごとに分けて売られています。
選ぶのも楽しいですよ。

私のおすすめガラガラはメルヘンクーゲルという金属製のものです。
オルゴールボールとも呼ばれています。
少しお値段は張りますが、とっても素敵な音がします。

妊娠中からおなかの赤ちゃんに聞かせていると、
産後の夜鳴きの時に聞かせるとおなかの中で聞いていたことを
思い出して泣き止むそうです。

一人目の時は知らなかったので実践してないのですが、
現在妊娠中なので夜寝る前には必ずおなかに向かって鳴らしています。
このメルヘンクーゲルの音は大人でも癒されるという効果があるそうです。

おすわりの頃

おすわりできるようになったら積み木です。
最初は小さいピースのもの。
よく安全のために角を取ったものが売られていますが、
それは積み重ねた時に丸みのある部分にかげができて美しくないのです。

そうなると面白くなくてあまり遊び込めなくなるようです。
そして、よい木で作られたものは積み重ねた時に吸い付くような感覚なのです。
そのため、まだまだ積み木を積むのが上手ではない赤ちゃんでも
きれいに積めるので楽しく感じるのです。

そうやって積み木で遊ぶ楽しさを知った赤ちゃんは、
音が出なくても光が出なくても集中して遊ぶことができるのです。

その積み木は1歳や2歳、小学生になってもいろんな遊びに使うことができます。
そうやって遊んできた子はゲーム機がなくても上手に遊べるようになります。

もちろん、集中力だってつきますよ。

1歳前後から

1歳前後になると男の子も女の子もおままごとが大好きです。
おままごとキッチンなんかがあるといろんなものを作ってくれます。
1歳でもちゃんとお母さんがいつもやっていることをちゃんとそっくりに
まねしてくれます。

公園などで拾ってきたどんぐりなどを食材代わりに使ったりすると、
とっても喜びます。

もう少し大きくなると、積み木遊びの延長で「玉の道」を作って遊ぶ積み木が
あります。
有名なところでは「クーゲルバーン」「キュボロ」「スカリーノ」があります。

NHKのピタゴラスイッチのようにいろんなビー玉を転がす道を積み木で作り、
鉄琴やタンバリンなどのパーツをそろえることで、玉が鉄琴の上を
チロチロリンと音を出しながら転がっていくのは大人が見ていても楽しいです。

最初は大人が作ってあげないと難しいですが、幼稚園年長あたりになると
簡単なものなら自分で作ることができるようになります。

それはしっかりと小さい頃から積み木や素朴なおもちゃで遊びこんだ子でないと
できない遊びだと思います。

スロープのついた積み木を置いて、どうやって転がすのか・・・
それを考えるだけでも脳の刺激になるでしょう。

さいごに・・・

今は子供向けの知育アプリなどがスマホなどではやっていますが、
そういったものは便利ですが、やはり、本当の知育とは違うと思うのです。

子どもに静かにしてほしい場で、子どもをおとなしくさせる手段として
使ってしまうことも多いでしょう。

しかし、素朴なおもちゃで集中して遊べる子はそういう
おとなしくしてほしい場でもスマホなど使わなくても、ぬりえや
折り紙などである程度は時間がもつのです。

真の知育玩具というものを見極めることで、
子どもたちが本当の意味で育つおもちゃを選びたいものですね。

さっちんより

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