子どもに人気の『きかんしゃトーマス』に実際に乗ることができるってご存知ですか?
静岡県の大井川鉄道(正式には大井川鐡道)の新金谷駅~千頭駅間で、蒸気機関車の「きかんしゃトーマス号」が期間限定で走行しています。
2014年に日本で初めて走行し、2015年は更に本数を増やしての走行が開始しています。2015年は、6月7日~10月12日までの運行が予定されています。
今回、新金谷駅~千頭駅の往復をトーマス号に実際に乗車してきた感想を交え、その予約方法やイベントの内容についてまとめました。
2016年の運行スケジュールはこちら→大井川鉄道のトーマス号!2016年の運行スケジュールは?
予約方法や料金は?
個人で予約する
トーマス号・ジェームス号に乗るには、予約が必須です。大井川鐡道の公式サイトで受付されています。残念ながら満席となっている日が多いですが、空席ができた場合には再抽選の申し込みができるようです。
抽選の受付期間は公式サイトにて日毎に掲載されています。受付期間の終了後24時間ほどで結果がわかるとのことです。
また、車内で食べる駅弁もいっしょに予約できます。トーマス弁当という子ども向けのお弁当が人気のようで、ふたを開けるとトーマスの絵がポップアップ式に立ち上がるという仕掛けつき。
ツアーに申し込む
旅行会社が主催のツアーもあります。愛知県発着のツアーが多いようです。開催日が限られていますが、運行路線までの往復の交通も込みなので、条件が合えばとてもお得です。
料金
個人で予約した場合には、運賃に加えて、『トーマス・ジェームス料金』が必要です。新金谷駅から千頭駅間の片道の場合、乗車金額は
- 大人で2720円
- 子どもで1360円
トーマスの車内や駅ではどんなイベントをやっているの?
車内
外装はオレンジ色の客車は、エアコンもないレトロな車内。トーマス号は蒸気機関車C11、ジェームス号は蒸気機関車C56を装飾したもので、元々の車両にトーマスの絵柄が入ったシートカバーやフラッグガーランドでトーマス仕様になっています。
運行期間は夏から秋。もちろん、暑いです。しかしながら、天井に付いた扇風機の風と、全開にした窓から入る風が心地よく、蒸し風呂状態ということはありませんでした。
走行中、購入した座席の数だけ乗車記念品をもらえます。2015年の記念品は、トーマス号の写真がプリントされたマグネットでした。
新金谷駅
トーマス号とジェームス号の始発駅である新金谷駅の構内では、車両見学を行っています。入場料が必要ですが、お土産に缶バッジをもらえます。
千頭駅
千頭駅がメイン会場で、トーマスの友だちのヒロとパーシーが展示されています。他にもトーマスミニSLコーナーや、トーマスのバッテリーカーに乗ることもできます。なお、この会場に入るには、別途入場料が必要です。
音戯の郷会場
こちらは千頭駅の隣にあるイベント会場です。トーマスのモニュメントやスタンプラリーがあります。なお、こちらも別途入場料が必要です。
川根両国駅会場
千頭駅から、南アルプスあぷとラインで1区間先にある川根両国駅では、トーマスの友だちであるラスティーが展示されています。
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トーマスの写真を撮るには
千頭駅のイベント会場では、常設展示のヒロの隣にトーマスまたはジェームスが並ぶ時間があります。12時半に転車台で向きを変えたトーマスまたはジェームスが、12時40分から1時間ほど、ヒロの横に並びます。絶好のシャッターチャンスですので、お見逃しなく!
トーマスたちと一緒に写真を撮るには行列ができますが、車両のみの写真なら意外と簡単に撮ることができました。トーマスが走る写真を撮りたいなら、乗車せずに沿線で待つのが良いでしょう。走行中はトーマスを見ることはできませんから…。
一旦停車する家山駅(乗降車はできません)や、川根温泉の河原、田野口駅近くのカーブする部分など、人気の撮影スポットが多数あります。
最後に
今回は、今年も大人気の大井川鐡道「きかんしゃトーマス」の運行についてご紹介しました。
車窓からのぞむ大井川やその周辺の茶畑はどこか懐かしい気持ちにさせてくれますし、沿線から手を振ってくれる地元の方が多く、とても気持ちの良い時間を過ごすことができました。
夏・秋の思い出作りに、いかがですか?
by ringonoki