離乳食を始めると同時に、赤ちゃんの便秘で悩むママも多いのではないでしょうか。
顔を真っ赤にしていきんだり、うんちを出すときに泣いてしまったり、肛門が切れて真っ赤な血がおしりふきについていたり、便秘のせいで嘔吐してしまったり、そんな姿をみると、なんとかしてやりたい。と思うのが、親ごころですよね。
ですが、下剤を使うことに抵抗があるママも多いと思います。
私の娘も離乳食を始めて1カ月で便秘がちになり、ついには肛門が切れてしまいました。
そこで小児科を受診すると、下剤を勧められました。
初めは、「こんな小さな子に下剤をのませるの?」と躊躇しましたが、先生の説明を聞き、納得できたので、下剤に頼ることにしました。
その結果、使用して良かったと感じましたので、その体験をお話したいと思います。
娘の便通の状態
離乳食を始める前は、ゆるゆるウンチが1日に1回~2回でした。
離乳食を始めて、1カ月ほど経った頃、便が出ない日が2日続き、3日目にでたウンチはころころウンチでした。この時、顔が真っ赤になっていました。
それから、ころころウンチが続きましたので、生活リズムをととのえたり、食べ物に気を使ったり、こまめに水分補給をさせたり、運動をさせたりしましたが、1カ月ほど経って、4日ほど便が出ない日があり、5日目に出した時は、肛門が切れてしまいました。
そこで小児科を受診したところ、「肛門の入り口のところでウンチが固まって、出にくくなっています。赤ちゃんが嫌がってウンチをがまんして、便秘が習慣化してしまう前に、1日に1回、下剤を使ってでもなるべく出してあげた方がいいですよ。」と言われ、下剤を使用することにしました。
ちなみに、便秘の判断ポイントとして、以下の4つがあげられます。
- 1週間ほど便がでていない
- 機嫌が悪い
- 食欲が落ちる
- お腹が張っている
娘の場合、4つともあてはまりませんでした。
ですので、ころころウンチが続いて、排便時に泣きだしたら、一度、小児科に相談した方が良いと思います。
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娘が使用したお薬は3種類!
- 重質酸化マグネシウム「ケンエー」という粉薬の下剤
- テレミンソフトという坐薬
- 強力ポステリザンという軟膏
重質酸化マグネシウム「ケンエー」(下剤)
これは、腸内に水分を引き寄せて、便を軟らかくしてくれるお薬です。
妊娠中の女性でも飲むことができる薬ですが、もちろん量は赤ちゃんに合わせてごく少量になっています。
一日3回飲むことができますが、子どもの様子をみて調整します。
水やお茶などに混ぜてもいいのですが、溶け残りが目立ったため、私はヨーグルトに混ぜて飲ませていました。
副作用として、下痢や腹痛がごくまれにあるとのことですので、そのような症状が出た場合はすぐに小児科を受診して下さい。
テレミンソフト(坐薬)
座薬は、便通を良くしてくれる薬で、挿入して30分ほどでうんちがでてきます。
思ったよりも大きいですが、意外とすっと入ります。入れにくい場合は、角度を変えてみてください。
強力ポステリザン(軟膏)
この軟膏は、肛門が切れてしまったときに塗布します。
一度、固いうんちが出ると、2日ほどは薬の効果でゆるゆるうんちになり、そのあと徐々に固くなり、1日出なかったら、その日の夜、下剤を使用。
2日目に出なかったら、座薬を使用。
その際、肛門が切れて血が出た場合は軟膏を使用。
そうしていくうちに、コロコロウンチですが、毎日出るようになってきました。
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最後に
便秘の原因の一つに赤ちゃんの胃腸の発達がまだまだ未熟という点があります。
実際、あんなに悩まされていた娘の便秘も、1歳3カ月になる頃には自然と改善され、それ以降、薬を使っていません。
浣腸や下剤は癖になるといわれていますが、小児科の先生と相談して上手に付き合っていけば、便秘で悩むママにとって強い味方になると思います。
ゆずママより