イギリスの小学校では、子供が高学年になるまでは、親が子供を学校に送り迎えする義務があります。
習慣になれば問題はありませんが、働いていたり、兄弟が多いお子さんの親には結構な重荷になる事もある様です。
それに加えて、自分の子供がお友達と遊ぶ場合も、子供だけで遊ばせる事が難しい場合もあります。その理由は防犯面への対策にありますが、本来子供が自分で出来る事への制約が意外にあるのに戸惑う事もあるものです。
その様な少し日本での子育てと違う点をお話して、これからのイギリスで子育てをする方にお役に立てばと
思っています。
子供達と公園へ行く?!
子供が放課後お友達と遊びたい場合は、まず、そのお友達の親御さんと『遊びのアレンジ』をする事になります。
大抵は、日にちと、お迎え時間、を決めるぐらいですが、自分の子供を学校へお迎えに行った時、お友達も一緒に連れて帰るので学校への連絡も必要になります。
そして、おやつなどを与えた後に、「公園に行きたい!」という事になっても、「気をつけて行ってらっしゃいね。」とはならないのです。
そうです!ママも一緒に行くのです。(笑)
これは防犯上の理由があり、が一に備えて、子供がまだ小学校の低学年位まではそういった習慣になっています。
私の場合は、運動にもなるので一緒に遊びますが基本的には、目さえ離さなければ大丈夫。といった感じです。
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遊びの次はお友達の夕食も準備!
そして、子供がお友達と遊ぶ場合は、その中に、夕食を共にさせる事も含まれる事が多いです。
ですから、先程の『遊びのアレンジ』の際にお友達の親御さんにアレルギーや好みの食べ物をある程度
聞いておくのがベストとなります。
なんだか大変そうな気もしますが、お友達を囲んでの食卓は、子供の日頃見せない顔を見れたり、又、そのお友達の家庭環境や、性格なども掴めて役に立つ事も。ですから、私はこの時間を結構楽しんでいます。
ちなみに、お友達がいるからと、いつも以上にご馳走にしたり特別な演出をしたりなどは不用です。
また来週も遊ぶに来る可能性もありますから。(笑)
普段着の我が家を楽しんでもらうのが一番です。
最後に
住む国が変われば、その習慣も随分変わるものです。
基本的には、その国のルールに従うのが一番と思いますが、自国(日本)の良い習慣を紹介するのも大切かな?と思う時もあるものです。
例えば、室内で靴を脱ぐ習慣。これは、理屈抜きに実行すべきだと思っています。(笑)
実行して来た甲斐もあり、今では、家に来る子供のお友達も自然に靴を脱ぐようになってくれました。
伝えたい、日本の習慣ですね。
イギリスでの子育てに不安を抱えている親御さんもいらっしゃると思いますが、子供が広げてくれる世界も多いものです。
まずは、お子さんとお子さんのお友達と一緒に遊んで、(笑)イギリス人の様にのんびりと毎日を楽しまれて下さい。
あやより