ほやほやの新生児との穏やかな入院生活。
でもよく見ると、産まれたときより赤ちゃんが黄色くなっているような・・・

そんな新生児黄疸についてまとめてみました。


黄疸とは

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体の機能がまだ未熟な新生児では、肝臓の機能が未発達なため、血液中のビルビリンという物質の値が上昇し、体や白目の部分が黄色く見えることがあります。

これを黄疸といいます。

新生児では生後2~5日で80%に黄疸が見られ、数日から3週間くらいで消えます。

これは新生児生理的黄疸と呼ばれ、治療なども必要ありません。

新生児の黄疸は、このような生理的なもの、母親との血液型が異なる。などでもおこり、中には肝臓の機能の問題などもあるため、生理的なものなのか、それとも体の機能的なものなのかを特定する必要があります。

黄疸の検査は、専用の機械を皮膚にあてて血液中のビルビリンという物質の数値を測定します。

15mg/dlまでは正常。それ以上は黄疸となります。

また、特に注意が必要な2500g以下の低体重出生児12mg/dlで黄疸となります。

ビルビリンは神経に対して毒性があるため、脳に侵入すると核黄疸になります。それを防ぐために、必要に応じて治療を行います。

また、上の子に黄疸があると下の子も出やすい。ということもあるようです。

私の場合は、上の子は数値やや高めだけど治療の必要はなく、4番目は光線療法をやって退院が1日延びました。

黄疸が出ると赤ちゃんはどうなるの?

もともとよく寝る新生児ですが、黄疸が強くなるとさらによく寝ます。体がだるいようです。

おっぱいやミルクの飲みも悪くなり、飲んでいると疲れるようで、すぐ寝てしまいます。

おっぱいがよく出るように「両方5分ずつ、しっかり吸わせてね!」と入院中は助産師さんに言われますが、起こして飲ませるのがなかなか大変なのです。

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黄疸の治療は何をするの?

光線療法を行います。
青か緑の光の出る機械の中に、おむつ1枚になって24時間、授乳とおむつ替えの時以外入ってすごします。

この光、目にはよくないのでアイマスクなどで目を覆います。
この姿がなんとも痛々しくて、申し訳ない気持ちになってしまいますが、妊娠中の何かが悪い!とかいうものではないので、赤ちゃんのため。と気持ちを切り替え、しっかり治療しましょう。

退院後は医師の指示に従うとともに、赤ちゃんを薄着で太陽の光が当たるところに寝かせるようにしましょう。

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1~2週間後に数値の測定のために再診となります。

その他に自分でできることとして助産師さんに教えてもらったのは、しじみの摂取です。

肝臓によいとされ、2日酔いの軽減などでも注目されているしじみ。
胆汁の分泌を促し、つまりを解消してくれる効果があるとのこと。

私は入院中に、お湯を注ぐだけのしじみのカップスープやお味噌汁を夫に買ってきてもらい、ミルク用のお湯を入れて毎食飲んでいました。

まとめ

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光線療法の機械をみると、とても重症に思えてちょっとびっくりしてしまいます。

でも自分を責めたりせず、前向きに治療に向かえるといいなと思います。

はれ より

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