RSウイルスは、呼吸器感染症を指してこう呼ばれています。
このウイルスに乳児が感染してしまうと、場合によっては重い肺炎、そして、突然死に繋がることもあります。
また、一度感染しても免疫が十分に出来ない為に、繰り返し感染してしまうのも特徴です。
子育て中のママとして、子供への感染に早く気付ける様に、RSウイルスの症状などについてまとめました。
RSウイルスとは?
秋から冬にかけて流行し、ピークは12月となり、乳児の約半数が1歳までに、ほぼ100%が2歳までに感染します。
ここで注意しておきたいのは、以下の点です。
- 生後6ヶ月以内の赤ちゃんが感染すると重症化に繋がる事がある。
- 生後1ヶ月未満の赤ちゃんでは、感染症への診断が難しい為、無呼吸発作から突然死に繋がる恐れもある。
赤ちゃんの場合は特に早期発見が大切になります。
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RSウイルスの症状は?
感染して、4-5日程の潜伏期間があり、その後、鼻汁や咳、38度台の発熱が出てきます。
症状的には風邪に似ています。
その後、症状が悪化してしまうと、呼吸が浅くなり、ゼーゼーと呼吸を始めることが多くなります。また、咳が激しくなり、タンが詰まるなどの症状も現れます。
この様な段階では、肺炎や気管支炎、細気管支炎が発症する事もあります。
何度でも再感染を繰り返す事もあるようですが、繰り返すことで免疫が増え、症状は軽くなって行くようです。
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RSウイルスの治療法は?
しかし、咳が酷い場合は、気管支を広げるお薬、タンを切りやすくするお薬、そして、炎症を抑える為にステロイドを使用します。
また、呼吸状態が悪くなると危険ですから、人工呼吸器を付けて呼吸を楽にする事もあります。
ここで一番心掛けたいのは乳幼児への予防です。
特にウイルスの流行する時期には、家庭の中でも小まめに手を洗う。そして、風邪をひいている人との接触を避ける。
もし家族内で大人や、大きな子供が感染した場合も、症状が軽く風邪と間違いやすく、つい乳幼児への対応を油断してしまう事も。
その為、風邪かもしれなくても、赤ちゃんがいることを念頭に感染への注意を怠らないで下さいね。
最後に
- RSウイルスは、呼吸器感染症のこと。
- 乳幼児で感染すると重症化につながる事もある。
- 赤ちゃんの場合は特に早期発見が大切。
- 初期症状は風邪に似ている。
- 繰り返すことで免疫が増え、症状は軽くなって行く。
- 特効薬はない。
子供と病気は切っても切れない関係かもしれません。
特にお子さんが小さいうちはどんな症状でも軽く考えず、ママの直感を大切にして下さい。
もし、自分のお子さんが病気になった時に、日頃から持っていた知識があれば落ち着いて行動できます。
そういう意味でも、今回の情報がお役に立てば幸いです。
あやより