25年前、小学生だった私は、毎日中国新聞のスポーツ欄のカープの記事や写真を切ってはノートに貼って保存してました。

あれから25年・・・。

「25年間待ち続けてきた歓喜の瞬間を目の前で見ることができたら・・・・・」

そう思われていた方はたくさんいると思います。かの私もその一人。

しかしどの試合で優勝するかなんて神のみぞ知る。そして、マジックが減るごとに直近の試合のチケットは高騰。

今回仕事で東京に行く予定があり(広島出身、現在大阪在住です。)、そこに狙いを絞りチケットを購入しました。

そして運良く歓喜の瞬間に立ち会うことができましたので、その試合の様子を写真と動画付きで報告します。


チケットはヤフオクで購入

チケットは事前にヤフオクで購入しました。仕事に合わせて購入したので、カープが最短での地元優勝を逃した後の暴騰前にゲットできました。それでも定価の数倍しましたが・・・。

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東京ドームの最寄り水道橋駅から混雑

試合開始18時で早い時間から球場入りしている人もたくさんいたようですが、仕事があったのと、小さな子連れなので出来るだけ滞在時間を試合時間だけにしたかったので、球場入りは18時ギリギリとなりました。

最寄りの駅である水道橋駅を降りると人人人・・・・でした。

宿泊は東京ドームから歩いてすぐの東京ドームホテルにしました。部屋は24階。

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球場前には球場に入れなかったカープファンがたくさん。

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初めての東京ドームです。球場に入るとちょうど国歌斉唱でした。carp_champion_tokyo_dome125

流れの悪い初回

マジック1で黒田投手という神様が作った最高の舞台なのですが、黒田投手の200勝の時のように選手が緊張しているのか初回は三者三振。

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さらにまさかの初回坂本の先制2ランで3塁側には嫌な雰囲気が流れます。

ホームでの優勝を坂本の3ランで潰されたばかりだからですね。

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徐々に流れがカープに

ところが相手のエラーで1点を返したあたりから選手も徐々に緊張がほぐれてきたのか、流れがカープに傾いてきました。

そして鈴木誠也選手のホームランで一気に試合は振り出しに!

みんなで大喜びをしていると、再び大声援が!気づいたら松山選手がダイヤモンドを一周しています。

テレビで見てると解説もありますので、試合の流れがわかりやすいですが、現地で大喜びしていると知らない間に試合が進行してます。

私「松山、ホームランですか?」

通路挟んで横のカープファン「そうなんです。ホームランです。」

私「どっちに打ったんですか?」

通路挟んで横のカープファン「レフトです!」

・・・・・で、しばらくして・・・・・・

通路挟んで横のカープファン「さっきのホームラン、ライトに打ったみたいです!」

私「そうなんですか。ありがとうございます。」

つまり、横のカープファンも見れていなかったということです。喜びすぎて、試合を見れてない・・・。というかあまりに松山選手が打つのが早かったですね。

それくらい一瞬で、追いつき、逆転しました。

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回が終わると、鈴木選手と、松山選手に大声援。

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3塁側はカープファンだらけ

後ろに口の悪い巨人ファンのおばさんがいました(巨人の悪口ばかり言う巨人ファン)が、基本カープファンだらけでした。

トイレに行ってもこの状態。長蛇の列です・・・。

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大事な一戦でも神ってた鈴木誠也選手

25年優勝していないチーム独特の懸念された選手の緊張ですが、この選手はこんな大事な試合で結果を残すからすごいですね。

2打席連続とか!

本当今日も神ってました。

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長年カープファンをやっているとどうしてもネガティブな思考になりがちです。

25年優勝していない。メークドラマをやってのけられた。次はリメークドラマといい出した。

  • ここから何試合も点が取れないのではないか。
  • 連敗街道が始まるのではないか。
  • 「優勝」なんて絶対に決まるまで言ってはならない。

「絶対勝つぞ!」と思っていても今日も初回の流れからネガティブな思考になりがちでしたが、今年の当の選手たちの心臓は本当に強いと思いました。

その象徴が鈴木誠也選手。今年も大事なところで、ネガティブな思考になりがちなところで数々の結果を出してきました。そして、この大舞台でも!本当すごいですね。

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優勝を意識してもいいですか?

マジック20が出てからも、もしかしてすぐに消えるのではないか?と思っていた自分が情けないくらいの勢いでマジックを減らしてきました。

個人的にはマジックが4とか5とかになったあたりで優勝すると確信しました。

ただ

  • この試合で決まるかもしれない。
  • 胴上げを目の前で見れるかもしれない。

と意識したのは、8回からです。

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ジャクソンが8回1点取られましたが、ピンチを何とかしのぎ、2点差ならいけるのではないかと。

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中崎のクローザー起用に疑問を持ったこともありましたが、今年の中崎は本当に立派な守護神に成長してくれました。

25年ぶりの歓喜の時

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「優勝するぞ!カープ!」

「優勝するぞ!カープ!」

とついに9回、応援も優勝を意識したものに変わりました。

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心強すぎる中崎の投球。

そして歓喜の時・・・。

1991年の優勝を最後に、1992年から2015年まで数えること 3622試合(130+131+130+131+130+135+135+135+136+140+140+140+138+146+138+146+146+144+144+144+144+144+144+144+144+143試合)しても優勝できなかった広島カープ。

今年の開幕から合わせて、3753試合ぶりの優勝の味・・・・。

この瞬間に立ち会えて本当に幸せです(T . T)。

そして胴上げ。

 

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そして緒方監督の優勝監督インタビュー!

「全国のカープファンの皆様!おめでとうございます。」

の「おめでとうございます」が非常に印象的でした。

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ありがとうカープ!ありがとう黒田選手、新井選手!

どの選手も欠けていたら優勝はなかったのかもしれませんが、特に黒田選手、新井選手の若い選手に与えた影響は計り知れないと思います。

この二人が涙しながら抱き合うシーンはあまりの感動シーンでした。

私はこのあまりに偉大な2選手より少し年齢が下ですが、ほぼ同世代として本当に勇気をもらいました。

正直新井選手がカープに帰ってくるとき、

「年齢的に選手として最も良い時期を阪神で過ごして、どの面下げて帰ってきたんだ!」

と思っていました。

それがどうでしょう、FAした選手が帰ってきて、圧倒的な結果を出すとか聞いたことがありません。凄すぎます。

優勝への流れを大きく引き寄せた、リメークドラマの実現を阻止したとも言える8月7日の2アウトランナーなしからの菊池選手のホームラン→丸選手の四球→新井選手の逆転タイムリー。

この時の新井選手の2−3塁間での強烈なガッツポーズ!!

若い選手に与える影響、我々に与える勇気は計り知れないものです。

本当にありがとうございます。

最後に

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数年前クライマックスシリーズに初めて出られた時、それだけで我々は感動しました。

勝率5割切ったチームがクライマックスシリーズに出られるなんておかしいと言われたこともありました。

カープが優勝するには、「下克上」しかないと言われました。

マエケンが抜けて厳しい下馬評の中、2位に15ゲームつけて最速に近い優勝をするなんて誰が予想したでしょうか?

6ゲームつけて首位を走っていた時、新井選手はそんなゲーム差は「あってないようなもの」と言っていました。

ほとんどのカープファンも同じことを思っていたはずです。

9月の大失速を、連続無失点試合、止まらない連敗を何度も見ているからです。

今年は違いました。そんな心配は無用でした。一気に頂点を極めました。

そしてその25年間待ち続けた優勝の試合で黒田選手が先発するなんて想像できたでしょうか?

その瞬間に立ち会えて本当に幸せです。

さあ、次は・・・。日本い・・・。

いや、言うのはやめましょう。それがカープファンです (笑)。

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終わってからもここはマツダスタジアムかと思うほどの真っ赤でした。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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