雨引観音といえば、茨城県近郊の安産祈願で有名ですが、あの美智子妃殿下(現皇后)が安産祈願をした場所でもあるのをご存知でしょうか?
知人も東京に住んでいますが、実家が茨城県にあり、家族を都心に呼ぶよりも雨引観音で祈願した方が負担が少ないということで安産祈願していましたよ。
雨引観音の安産守には秘符というものが入っていてホームページを見て秘符って何だろう?と思う方も多いはず。
秘符は陣痛の時に使うという独特な風習があったり、御守によって性別がわかるジンクスなど他の神社ではあまりないようなことまで体験できるのもご利益を感じられるポイントでもあります。
今回はそんな雨引観音の安産祈願料金、気になる秘符の内容、御守による性別ジンクス、予約、そしてお礼参りについてご紹介していきましょう。
雨引観音で安産祈願!料金は?
私が安産祈願で一番気になるのは祈祷料です。行ってみて予想以上に高かったりすると、優柔不断なのでその場で迷ってしまいます。また、安産祈願に行った友人に祈祷料について聞きすぎるのは、恥ずかしい。とも思ってしまい、結局詳しく聞くことができずに終わってしまいます。そんな気になる安産祈願の料金を詳しく見ていきましょう。
護摩祈祷料
- 3,000円・・・護摩札
- 5,000円・・・護摩札
安産セット
- 10,000円・・・護摩祈祷料、下記の安産守、コルセットタイプの腹帯、護摩札、記念日(孔雀柄の皿)、お酒
- 30,000円・・・護摩祈祷料、上記10,000円のセットと同じ
- 50,000円・・・護摩祈祷料、上記10,000円のセットと同じ
腹帯
- 2,000円・・・サラシタイプ
- 3,800円・・・コルセットタイプ
安産守
- 2,000円・・・御守、安産決定御腹帯、秘符
護摩祈祷料の3,000円と5,000円の違いは護摩札の長さのみで、基本的には同じです。あとは「気持ち」で選択することになります。安産セットの料金の違いも同様です。
一人目の妊娠で腹帯もまだ準備していない方は安産セットがおすすめです。もちろん、すでに腹帯を持っている場合は、護摩祈祷と安産守をそれぞれ頼むこともできます。また、護摩祈祷を申し込んだ場合、手持ちの腹帯を持ち込んで、一緒に祈祷してもらうことも可能ですよ。
腹帯のコルセットタイプは戌印製で雨引観音の緑色のスタンプが押してあります。そして、サラシタイプには「寿」の御朱印がついています。
そして、安産セット、安産
守に入っている「秘符」とは、どんなものかご存知でしょうか?実は中を開けると、説明書きとともに「一」「二」「三」「四」と記載された子袋が同封されています。この子袋にお米が入っており、陣痛がきたら1時間ごとに食べてお産に臨むというものです。
そして同様に安産セット、安産守についてくる「安産決定御腹帯」と記載された封筒があります。これによって、産まれてくる赤ちゃんの性別がわかるというジンクスがあります。
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御守で性別が分かるって本当?
「安産決定御腹帯」の中を見てみると・・・3文字書かれたガーゼのような布が入っています。この布の色が白であれば男の子、赤であれば女の子の赤ちゃんが産まれるというジンクスがあります。
さて、家族でジンクスについて盛り上がった後は、この布をしまいこんではいけません。本来は腹帯にこの布をはさんでお腹に巻く御守なので、くれぐれも忘れずに!
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予約は必要?時間は?
祈祷は10:00~16:00の間で毎時丁度の時間に行っています。例えば、10:00,11:00,12:00という時間割りですね。
そしてお盆中や彼岸中日、春分の日、秋分の日を除いて毎日行っているので、祈祷開始時刻の20分程前には受付を済ませておきましょう。
また祈祷には予約不要です。当日行って申し込みを済ませれば、祈祷を行ってくれます。できるだけ待ち時間を短縮したい場合は、3日前までならホームページから予約することもできます。
もし、その日の天気や体調面の不安から、当日に参拝するか決めたい場合もあると思います。その場合は予約せずに、家で安産祈願申込票に事前に記載して持参しましょう。雨引観音に着いてから申し込みがスムーズで便利ですよ。安産祈願申込票はホームページからダウンロードすることができます。
混み具合についてですが、友人は日曜日の戌の日に朝一番の10:00の祈祷を目指して、9:30頃雨引観音に到着しました。さすがに朝早いため、受付自体には並ぶことなく祈祷の申し込みができたものの、やはり10:00の回は友人を含めて満員御礼状態!そして祈祷を終えて窓口の前を通ったところ、11:00には受付窓口2ヵ所とも10人以上並んでいたとのことです。
余談ではありますが、雨引観音には桜、牡丹、アジサイ、もみじ紅葉と、季節のお花が植えられています。お祭りが行われていることもあり、観光客も多い名所です。もし待ち時間が長くても、季節のお花を見ながら散策して過ごしましょう。
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お礼参りの持ち物は?
無事に出産できた際にはお礼参りに行きましょう。お礼参りは一般的には、男の子は生後31日目、女の子は生後32日目と言われていますが、雨引観音では健康状態を考慮し100日以内の参拝をすすめています。
お礼参りに必要な持ち物は、安産祈願時に受け取った安産守と護摩木札(持っている人のみ)です。そして、安産守に付いているピンクの用紙に必要事項を記入して一緒に持参します。
受付では持参したものを渡すだけですが、その際7歳になるまでの成長を祈願する「子育祈願のお札」というのも
1000円で取り扱いがあるので、気になる方は聞いてみてくださいね。
さいごに
- 護摩祈祷料は3,000円と5,000円
- 安産セットは10,000円、30,000円、50,000円
- 「安産決定御腹帯」に入っている布が白の場合は男の子、赤い場合は女の子の赤ちゃんが産まれるというジンクスがある
- 安産祈願は予約不要だが、3日前までホームページにて予約することも可能
- 祈祷は10:00~16:00の間で毎時丁度の時間に行われる
- お礼参りの持ち物は安産守と護摩木札
祈祷中はろうそくの灯りのみで真っ暗になります。その上、大きな太鼓の音で泣き出すお子さんが続出していた。という話をよく聞きます。小さなお子様を連れて行くときは、怖がらないよう前もって抱っこして入ったりすることをおすすめしますよ。
by haru