夏の昆虫と言ったらカブトムシやクワガタ。
セミを思い浮かべる方が多いかと思います。
そんなセミの中のクマゼミについて鳴き声や、生態、特徴などについてご紹介します。
クマゼミの寿命
幼虫の頃 4〜5年
成虫の頃 約2週間
クマゼミの鳴き声と特徴
鳴き声
鳴き声は実際に聞いてみてください。
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=EVjKVh3SsjM&w=420&h=315]
特徴
・体長は、60~70mmほど
・他のセミ(アブラゼミ、ミンミンゼミ)に比べると頭部の幅が広いです。
・日本産のセミの中では二番目に大きな体をしています。
・翅が透明で、翅脈が緑色。
・背中側は艶のある黒色。
・腹部のあたりに白い横斑が2つほどある。
・鳴くのは午前中だけで、メスのクマゼミは鳴かない。
・7月上旬から9月上旬まで見ることができる。
特に、7月上旬から8月上旬のもっとも暑い時期がピークです。
クマゼミの分布図
クマゼミは南方系のセミで寒さに弱いため、生息地は西日本の地域に多いです。
なので、西日本から東海地方の太平洋側、関東地方南部に多数生息しています。
逆に山陰地方より北の日本海側や内陸部では
生息数が減り、北日本には生息していないそうです。
具体的な分布域は・・・
関東南部、東海、北陸地方と
西日本の近畿、中国、四国、九州、南西諸島とされています。
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クマゼミを捕まえるときの注意点
クマゼミを捕まえようとしたらよく水滴のようなものを飛ばされるかと思います。
子供時代は、”うわ〜セミからおしっこかけられた〜”なんてはしゃいでいましたが、
今考えると寒気がする!なんて方もいるのではないでしょうか?
子供というのは無邪気なのもで何事にも一生懸命で楽しむことができます。羨ましい限りです。と、話が逸れましたが・・・
クマゼミの飛ばす水滴というのは、思っているその通りおしっこです。
おしっこと聞くと汚いイメージがわきますが、セミが摂取するもののほとんどが樹液だけですのでおしっこ自体にはなんの害もありません。
実際にその成分はほとんどが水です。
でも、目に入るとしみたりするので目に入った際にはしっかり水で洗ってください。
では、どういうときに気をつけておくべか。
それは、セミを捕まえるときはもちろんセミが木から離れるときにも気をつけておくといいですよ。
最後に
暑い夏に町を歩けばどこからともなくその元気な鳴き声が聞こえてきて、すぐに見つけることのできるセミですが意外と知らないことも多かったのではないでしょうか?
これを機にセミ捕りで遊ぶだけでなく、身近な生き物だからこそ!自由研究等で取り上げてみてもいいかもしれませんね。
折り紙で作るクマゼミもぜひ、お子さんと一緒に折ってみてください。
むうこより