睡眠時の赤ちゃん、スヤスヤと寝息をたてていると思ったら、「あれ?息してない?」 と思って慌てたことはありませんか?
私が1人目を産んだときがそうでした。 生後1ヶ月にもならない頃、おっぱいを飲んで、気持ちよく寝息をたてている我が子を横で眺めていたら…急に呼吸が止まることがありました。思い出したようにまた呼吸を始めるのですが、そのほかにも呼吸のリズムが早くなったりと、心配になるようなことがありました。
もしかして私が寝ているあいだに息が止まってしまっていたらどうしよう、と心配で疲れているはずなのに眠れない日々が続きました。
今回はそんな赤ちゃんの無呼吸の原因、睡眠時突然死症候群との関係についてお話しします。同じように心配で眠れないママたちの心が少しでも軽くなればいいなと思います。
赤ちゃんの無呼吸の原因は?
そのため5~10秒の無呼吸がみられることがあるそうです。
赤ちゃんの呼吸をじっと見ていると、時々呼吸が止まったように見えることがあります。そして呼吸が早くなったり、遅くなったり、時に数秒間の無呼吸状態になることは呼吸中枢の発達が未熟な小さい赤ちゃんでは、珍しいことではなく、それほど心配しなくても良いそうです。
これらの現象は「周期性呼吸」と呼ばれています。
赤ちゃんが呼吸を止めてしまっても、酸素が不足してきて二酸化炭素が体に溜まってきたのを呼吸中枢が感じ取って、自然に呼吸を再開させるのだそうです。そうしてだんだんと呼吸のリズムを整えられるようになり、自然と無呼吸は回復していきます。
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周期性呼吸とは違う注意したい無呼吸発作とは?
無呼吸発作は
- 20秒以上、呼吸の停止が続くもの
- 20秒以内の呼吸停止であっても、除脈(脈拍が遅くなること)やチアノーゼをともなうもの。
と定義されています。
無呼吸発作を起こす原因はさまざまです。
- お母さんのおなかの中にいる胎児の呼吸の規則性は妊娠34週頃に確立すると言われているため、早産児、低出生体重児など未熟児では無呼吸発作が 起こる確率は高くなります。
- 空気の通り道が狭いと無呼吸発作を起こすことがあります。
- 脳の病気、低血糖症、カルシウム不足、感染症などが原因でも無呼吸発作が起こることがあります。
そして、無呼吸発作を起こしている原因をつきとめてもらう必要があります。
無呼吸と乳幼児突然死症候群との関係、予防策
正常な赤ちゃんでも無呼吸を起こすことは珍しいことではない、と前項でお話ししましたが、乳幼児突然死症候群を引き起こす原因として、無呼吸からの回復の遅れ、または呼吸が再開しない、ということが原因になっているのでは、と言われています。
しかし、赤ちゃんの周りの環境を少し整えてあげることで、その頻度を 下げられることもわかっています↓
- うつぶせ寝に注意する
うつぶせ寝では、赤ちゃんの睡眠はとても深くなります。そのため、覚醒するのが遅くなると言われています。 - 妊娠中や赤ちゃんの周りでの喫煙は避ける
ニコチンは赤ちゃんの呼吸中枢を鈍らせるそうで、無呼吸が起こったときに呼吸を再開するのを遅らせてしまうそうです。 - 赤ちゃんを暖め過ぎない
眠ってしまった赤ちゃんに布団をかけすぎたり、服を多く着せていたりすると、 赤ちゃんはうまく体温調節ができなくなります。体温調節がうまくできないと、交感神経系の応答が悪くなり、無呼吸からの回復も起こりにくくなる、と言われています。
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まとめ
1人目のときはちょっとしたことが気になり、無呼吸についても気になりだすと、私自身も寝られなくなることもありました。ですが、出産した産院に電話したりして、いろいろ相談することで気持ちが楽になることがありました。
乳幼児突然死症候群の原因についてはまだまだわからないことが多いのも現状です。
たくさん怖いことも書きました。 それほど神経質になりすぎることはないと思いますが、気になることは抱え込まず相談するようにしてくださいね。
by meeco