子供の発熱、水分補給が大事っていうし、脱水症状にならないためにスポーツドリンクを飲ませる方は多いと思います。私もそうでした。しかし、発熱時のスポーツドリンクは危険なんです!!
え?!どうして?と思われる方も多いでしょう。発熱したら水分補給が大切というのは正しいんです。しかし、発熱で奪われる水分だけではないんです。
今回は発熱時のスポーツドリンクの危険性とその理由、手作りの経口補水液の作り方についてお話したいと思います。
なぜ発熱時にスポーツドリンクがだめなの?
そのため、インフルエンザなどの高熱が出た場合、病院や薬局でOS-1などの経口補水液を勧められたことがある方は多いのではないでしょうか。
発熱で奪われた水分には水だけではなく、塩分やミネラルも大量に失います。ですから、普通の水を飲ませただけでは、体内の塩分濃度が低くなります。すると体は、本能的に塩分濃度が下がらないようにと、さらに水分を出そうとし、さらに危険な状態になるのです。
そのため、発熱時にナトリウムなどが入ったスポーツドリンクを飲ませるというのは理にかなっています。しかし、高熱や下痢、嘔吐などで多量の水分を失った体は・・・
スポーツドリンク程度の塩分では足りないため、熱中症を招く場合があります。
これが、薬局などでOS-1などの経口補水液が勧められる理由なのです。少し割高なのですが、塩分濃度が市販のスポーツドリンクに比べるとかなり高くなっています。そのため、少し飲みづらいのが難点です。でも病院や薬局などでOS-1などを勧められた時は、買っておいた方がよいでしょう。
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経口補水液がない場合は?
- スポーツドリンク500mlを用意
- 塩1gを入れる
- よく混ぜる
急な発熱や下痢・嘔吐などの場合、スポーツドリンクしかない!!という時や、スポーツドリンクすらない!!という時もありますね。そんな時はスポーツドリンク500mlに塩を1g程度混ぜるだけで、足りない塩分を補うことができます。
- 水500mlを用意
- 塩1.5gと砂糖20gを入れる
- よく混ぜる
さらに、スポーツドリンク自体がないという時には手作りできます。水500mlに対し、塩を1.5g(小さじ1/4)、砂糖20gを混ぜるだけで簡単にできますよ。そこにレモン汁などがあるとカリウムも補給でき、飲みやすくなります。
まとめ
- 発熱時にはスポーツドリンクやお茶、水などを飲ませると危険
- 発熱時の発汗は、塩分やミネラルも同時に失われているので、水分補給だけではなく、塩分を補わなければならない。
- 発熱時の水分補給には経口補水液が最適。
- 経口補水液がない場合はスポーツドリンクに塩分を足したり、手作りでも簡単にできる。
私はスポーツドリンクの甘味料や添加物などが気になるため、熱の時でもあまり飲ませたくなかったのですが、手作りの仕方を知り、早速先日熱が出た時に試してみました。
娘に飲ませる前に、私も試飲してみたのですが、砂糖の量が結構多いので、塩分が気にならず、意外と飲みやすかったです。経口補水液も飲んだことがありますが、大人でもかなり飲みにくい味だったので断然手作りの方がいいと思いました。
今まで急な発熱のためにと、あまり飲ませたくないと思いながらもスポーツドリンクを買い置きしていたのですが、発熱しなければ減らないので、賞味期限が切れたりしてもったいないと思っていたのですが、自分で作れば、無駄もなくほとんどお金もかからないので超おすすめです。
byさっちん