子供にピアノを習わせようと思っている方は多いのではないでしょうか?
ピアノを始めるにあたり、何はなくともこれがなくては始まらないのがピアノですが、アップライトを置けなくて電子ピアノを、と考えている方も多いはず。
しかし、電子ピアノの種類は豊富です。ピアノを触ったことがない方なら、ちんぷんかんぷんですね。
そこで、子供の習い事としてのピアノにぴったりの電子ピアノの選び方についてご紹介します。
2015年 初心者におすすめ売れ筋ピアノ
ヤマハ ARIUS YDP-162R
KAWAI DIGITAL PIANO CN25R
Roland Piano Digital RP401R-RWS
カシオ Privia PX-760WE
主要メーカーでは10万前後のピアノが売れ筋です。このクラスのピアノはスピーカーが小さい、連打に弱いなど機能面であと一歩、という部分が見られますが、シンプルな作りで初心者が練習するぶんには問題ありません。売れ筋なだけあって、見た目もスタイリッシュでインテリアとしても素敵です。
ただし、子供が上達してきて音楽の道を志すようなら、買い替えが必要になるかもしれません。
ちなみに電子ピアノで一番売れているのはヤマハです。
子どもの自宅練習用に選ばれているピアノ
- ヤマハ クリビノーバ
- カワイ CN、CAシリーズ
- ローランド HPシリーズ
- カシオ セルヴィアーノシリーズ
このクラスが、ピアノレッスンに通う子供のためにもっとも選ばれている価格帯です。
このクラスの電子ピアノになると、各メーカーのこだわりが出始めます。
電子ピアノは価格と性能が比例します。30万、40万クラスの電子ピアノになると本物のピアノにぐっと近づきますが、中古のアップライトピアノも30万円くらいからあります。
[adsense]
結局どれがおすすめなの?
予算のほかにも置く場所やどういう目的で練習するのかによって、ほしいピアノのスペックは決まってきます。
決めかねている時は楽器店でためしに弾いてみましょう。立ったまま音を出すのではなく、きちんとイスに座って鍵盤を押すことをおすすめします。音は出さなくてもOK。押した感じがどんなものなのか、確認することが大切です。
アップライトと比較したいなら、店員さんに頼んでアップライトも同じように音を出させてもらいましょう。
カタログやネットを見ても結論が出ない時は、実物を触ってみるのが一番です。電子ピアノは家電ですから、メトロノームや練習曲の出し方といった操作性は、実物を触らないとよくわかりません。
関連記事)
終わりに
電子ピアノは価格と性能が比例します。でも不要な機能がたくさんついていて高価になっている場合もあります。
専門家に相談すれば「うーん」と言われる可能性がある低価格帯ピアノも、指使いを練習するぶんには申し分ありません。
よく比較されるアリウスとクラビノーバですが、先日、楽器店で実際に触ってみて、指使いだけならアリウスでも十分でしたが、実際触ってみて、アリウスにはディスプレイがないので収録されている練習曲やメトロノームを出すのがディスプレイがついているクラビノーバに比べ面倒だな、とは思いました。
とはいえ、アップライトピアノには曲も収録されていなければ、メトロノームもついていません。「よけいな機能はいらない、音が出ればいい」というのならアリウスもアリです。メトロノームを別に買うとしても数千円のものですしね。
しかし、電子ピアノならではの操作方法は本物を触ってみないとわからないものだな、と思いました。ピアノ選びの参考になれば幸いです。
by 武藤はづき