初めて幼稚園に入園する時、ママも子どもも心配が多いですよね。
園バスや園の玄関のところで、真新しい制服を着た新園児たちが、「行きたくない」「ママがいい」と泣く姿は、4月の風物詩ともいえます。
でも、自分の子どもや周りのお友達を見ていると、直接「行きたくない」と泣く子どもばかりではありません。
泣かない子は、泣く以外の方法でストレスを表現することが多いようですので、その点についてお話ししたいと思います。
泣かない子はどうなるの?
大人もそうですが、新しい環境に一歩踏み出す時は、わくわくする一方で、不安な気持ちもあるものです。
でも、大人になるにつれて、「大丈夫、なんとかなる」という覚悟を決めて、一歩踏み出すことができるようになるのだと思います。
子どもにとっては、幼稚園入園が、うまれて初めての「新しい環境」「新しい体験」だったりします。一歩踏み込むのが怖いのでしょう。
怖いと感じる気持ちは、「泣く」という行為で表現されることが多いようですが、それが出来ない場合は上記でお伝えしましたように「ぐずる」行為に出る事もあるようです。
たとえば、夜ならば、寝つきが悪くなる、おねしょが増える、夜泣きが戻る、等々。
また昼間や夕方ならば、普段以上にイライラしてすぐ怒る、下の子をいじめる、等々。
泣くという行為はしないけれど、とても不安定になることが多いようです。
園で泣かないし、家でもそんなにぐずらないという子も、その子なりのストレス解消方法を持っていたりします。
たとえば、爪をしょっちゅうかむとか、髪の毛をずっと触っているとか。
うちの子は、頻繁にトイレに行っていたようです。この子の場合、気持ちを落ち着かせられる場所が、1人きりになれるトイレだったのかもしれません。
不安な時期はいつからいつまで続くの?
周りの子を見ていると、入園する前からママにべったりで、入園してもしばらくはぐずぐずしている子が多いです。
一方で入園前はぐずぐずだったけれど、入ったとたんに落ちつく子もいます。
入園式が終わって通い始めたら、それほど怖い場所ではないと感じたのでしょうか。
入園前は、「幼稚園楽しみ!」とはしゃいでいたのに、入園したとたんダメになった子もいました。
ある子は、入園式がダメだったようです。
先生もママも綺麗な格好をしていたりして、いつもの幼稚園と違う雰囲気を、怖く感じたのでしょうか。
ある子は、大好きなお兄ちゃんと一緒に通うと思っていたらしく、4月になったら、お兄ちゃんは小学生になっていて、自分1人で通うことに、ショックを受けたらしいです。
お兄ちゃんの入学準備には、全く気がつかなかったんですね。
そして、たいていの子は5月中旬には落ち着くそうですが、そのころから夜泣きが始まったという子もいました。
ストレスを感じて発散する時期も、子供それぞれ違うのだと思います。
幼稚園に早く慣れてもらうために親としてできることは?
ママが一番願うのは、自分の子どもが、できるだけ早く新しい環境に慣れて、楽しく通って欲しいということだと思います。
たとえば、一つの例として、「幼稚園」に関する話題を避けると良いようです。
特に3月は、近所の人や親せきなどからも、「もうすぐ幼稚園ね」などと声がかかります。
幼稚園の話題が減るだけで、落ち着くこともあるので、「うちの子、緊張しているので」などと、さりげなく伝え楽しい春休みを過ごせるようにしてあげると良いかもしれません。
また、幼稚園に通いだしたら、子どもがぐずることを見越して、朝の準備には、できるだけ余裕をもった方が良いようです。
朝の時間が間に合わなくて急がせると、さらに幼稚園に行くのを嫌がって、ぐずることも多いようです。
ママがぐずぐずすると、子どもも行く機会を失いますので、幼稚園に着いたら、さっと先生に預けるのが良いようです。先生はプロです。泣いていてもなんとかできます。
最後に
お子さんが幼稚園から帰ってきたら、にっこり笑って、「お帰り!今日も一日頑張ったね」と、ぎゅっと抱きしめてあげましょう。
ママの笑顔が見れるなら、お子さんも「がんばろう!」と思うのではないでしょうか。
早く幼稚園に慣れるといいですね。