お子さんの発達障害の中でも、よく耳にする自閉症。
この言葉は広く知れ渡っていますが、実際どれくらいの方が、正しく理解されているのでしょう。
私自身も、子供が学校に通い始めて、クラスのお友達の中に自閉症のお子さんがいると知るまでは、知識を広める努力をしていませんでした。
自閉症の子供は少なくはありません。
子供にもっと理解して欲しい。
その気持ちから、まずは自分が正しい知識を身につけなくてはいけないと思いました。
この記事を読んで下さった方も、私と一緒に理解を深めて下されば幸いです。
自閉症とは?
私自身もそうでしたが、この『自閉症』という言葉から、自分の中に閉じこもりがちな人。対人関係が上手く行かない人。と精神面での障害の様なイメージを持っていました。
実際は、脳の特性によって起こる発達障害です。
その為、目や耳から入ってくる情報を正しく取り入れることが難しく、それらを認知する事が困難なようです。
自閉症の特徴
自閉症の方が皆同じ特徴を持っているわけではありません。
しかし、根底の部分で必ず3つの能力の問題がり、それがセットであった場合に自閉症と診断されるようです。
対人交渉の質的な問題。
―相手と自分の距離を正しく理解する事が困難。
例えば、赤ちゃんが、全く人見知りしない、平気で他人に抱かれる。
又その逆で、極端に人見知りが強い。
子供ですと、友人への関心が極端に一方的。
コミュニケーションの質の問題。
―幼児の時の話し言葉の遅れ。
―興味がある言葉や、良く使う言葉を覚え、ママ、パパなどの言葉を覚えにくい。又、独り言やオウム返しも多い。
―人と視線が合いにくい、又は相手を萎縮させるぐらいに凝視する。
イマジネーションの障害。
―その時の状況において、臨機応変に対応するのが困難。
例えば、予期せぬ事態に対してパニックになりやすい。
その為、常に同じ状況にある事に強くこだわってしまう。
―遊び方として、何かを一列に並べるような事に没頭する。
世界の国旗、路線図、アルファベット、数字、等に強く偏った興味を示す。
―上下に飛んだり、その場をくるくる回ったり、手をひらひらさせたりする動きに没頭する事も。
感覚に異常があったり、睡眠へのリズムの発達の遅れ。が挙げられます。
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最後に
自閉症の子供は軽いタイプを含めると100人に1人いると言われています。
これからお子さんが、集団社会で生活して行くうえで、自閉症のお子さんと関わりを持つ事もあると思います。
その時、ママ自身が最低限の知識を身に付けていれば、自分のお子さんを正しい理解へと導く事が出来ます。
障害に対して一番怖い考えは偏見だと思います。
よく考えれば、自分自身だって完璧ではないのです。
一人ひとり違う、だからこそ学べる事も多いと思います。
自分の子供にも色々な人(友達と)と関わりを持ってもらい、沢山のことを学んでもらいたいと思います。
あやより