『パニック』、この状態の子供をまずは『落ち着かせたい』と思うのが普通の行動だと思います。

人間がパニックに陥るのは、どの様な状態を指すのでしょう。
『思いがけない事態が発生し、精神が混乱する状態』
と解釈されるのが一般的ですね。

こう考えると、『パニック』から子供を救い出すには子供を安心させてあげるのが大切な気がしてきます。

今回は、子育てを通して、お子さんが、『パニック状態』に陥った時、親はどの様に対処するのが良いのか考えてみました。


パニックになりやすい子供の特徴

Iroenpitu

お子さんが成長するにつけて、その子供の性格が段々と明確になってくるものですね。

この性格から、『パニックになりやすい子供』を考える事はそう難しくない気がします。

精神面でダメージを受け易いのは、やはり、几帳面完ぺき主義責任感が強い、といった性格と深く関係しています。

この事はお子さんでも同じで、物事が上手く出来ないとイヤ時間内に完成できないと許せない自分の理想どおり行かなかった、この様な物事への捉え方が『パニック』に繋がるのではないでしょうか。

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パニックになりやすい子供への対応の仕方

Oekaki

子育てをしていると、何となく子供の起こし易いパターンが見えて来るものです。
しかし、「前みたいにならない様に。」と予防線を引きすぎると、子供の人格を無視する様な行動、又は発言に繋がりやすくなり、物事が悪循環に陥ります。

ここは、まず『見守る事』が大切だと思います。
そして、もし『思っていた事態』になった時に、親がどれだけ子供の代弁者に徹せるかが問題になってきます。

例えば、自分の経験ですと、子供が何か上手く出来なかった時に、「大丈夫よ。」と言うと、「好きじゃない!」なんて、かえって向きになる事も。

それよりも、「もっと上手く出来ると思っていたのね。」と、子供が思っていた事を親が言葉で代弁してあげると、子供も「その通り!」なんて感じで、案外落ち着きを取り戻すものです。

それでも、お子さんのパニック状態が酷いような時は、全てを白紙に戻してあげて、例えば「もう一度新しい紙でやってみようか!と声を掛けてあげて下さい。
そうすると、気分も切り替わって、落ち着いてくるものです。

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最後に

 

性質は、生まれ持ったものと、成長の段階で身に付けたものがあると思います。
そう考えると、親が子供にどう接してきたかも、子供の性質を考える時無視できませんね。

自分のお子さんに接する時、上手に、きちんと出来た点ばかり重視されていませんか?
「完璧ね。」「きちんと出来てエライね。」何気なく使われている習慣的な言葉に、子供は、「きちんと出来ないといけないんだ。」と知らぬ間に考えるようになっている事もあると思います。

もちろん、きちんと生きる事は大切ですが、全てにおいてそうだと息苦しい事もあると思います。

その点を考慮されて、お子さんに、気を抜いてもよい点、臨機応変に対応できる力を伝えていけたらいいですね。

その為には、まず親御さんから、『完璧ではない姿』を見せられるのもいいかもしれません。

あやより

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