年配の方の言うことと、病院の方の指導方針との違いに、悩んでいませんか?

今と昔では環境が変わり、それに合わせて育児の方法も変化しているのです。

前回は『抱き癖』について書きましたが、今回は『白湯と果汁』について述べたいと思います。


お風呂上りには白湯を飲ませないと!

母世代、祖母世代の方に必ず言われます。

ですが、産院では「お風呂上りにおっぱいを飲ませて下さい」と言われます。

どちらが正しいのでしょうか??

私も母親に言われ、理由を尋ねましたが、母世代の時はそれが常識だったので、疑問に思わずそうしていたようです。

そこで、出産後お世話になった桶谷式の母乳院の助産師さんに聞いてみたところ、吸い付きが悪い赤ちゃんにとって、水分が失われて喉が渇いている状態は、おっぱいをあげる絶好のチャンスです。
その好機に、白湯よりおっぱいを飲ませたほうがイイでしょう。

白湯を別に飲ませても構わないが、栄養がない白湯を上げるより、栄養たっぷりのおっぱいをあげたほうが良いと言われました。

お白湯を飲ませてダメというわけでなく、飲ませる必要はない。ということです。

離乳食を始める前に果汁を飲ませないと

これもよく言われますよね。

こちらには、理由があり、戦後、アメリカの文化が育児にも影響を与え、それにともない粉ミルクが普及しました
当時の粉ミルクには、ビタミンCの量が不十分だったため、それを補うために、果汁を飲ませることを推奨していたそうです。

また、色々な味に慣れさせるためとも言われています。

ですが、現在の粉ミルクは改良されて、ビタミンCも十分入っています。

味慣らしの面では、母乳の場合、ママの食事で味が毎日変わります。
そして、母乳を舐めたことがある方はご存知でしょうが、母乳は甘味はあるもののとても薄味です。

その味しか知らない赤ちゃんに果汁を与えることで、果汁のおいしさをしり、母乳やミルクの飲む量が減ることもあるそうです。
さらに、胃腸の発達が未熟なため、早い段階で果汁を与えるとアレルギーがでやすいとの見解もあります。

戦後の頃、果汁を取るよう勧めていたアメリカも、現在は「6か月未満の赤ちゃんに果汁を与えるべきではない」とされています。

ですので、現在は、離乳食前の赤ちゃんに果汁を与える必要はない。
むしろ、与えるべきではない。
と言えます。

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最後に

結局、母乳育児の場合、白湯も果汁も離乳食までに飲ませる必要がない。
ということです。

私自身、赤ちゃんに白湯をあげたのは、離乳食を始めてからにしましたし、果汁はもっと後からデビューさせました。

実母や義母、祖母、親戚のおばちゃん達からも何度も言われましたが、「今は、こうなってて、必要ないから。」と説明し、飲ませませんでした。

年配の方のアドバイスをありがたく受け止めながらも、子育て環境や、商品の性質が違っていることを伝え、自分らしく子育てしていきましょう!!

ゆずママより

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