二分の一成人式なんていらない!」「二分の一成人式は必要か?

最近、あちこちの学校で流行りのように開かれている 二分の一成人式 ですが・・

そんな式典に、実は批判疑問の声があがっているのをご存知でしょうか?

10歳になる4年生時に、今やたくさんの学校で行われている「10歳を祝う式」ですよね!?
そうそう!

毎年「感動して涙した」という親の反応が多いこのイベント。

一方で、その中身や意義に対して疑問を呈する声も年々増えているんです。

私は、子供の成長や言葉に感動して涙が出たのですが・・いったい何が問題なのでしょうか!?
なぜ批判の声があがるのか」「反対派・賛成派にどんな意見が出ているのか」、さまざまな声を今日は取り上げて紹介しますね。

 

ということで、今回は「二分の一成人式」について

  • 問題点や批判理由
  • 賛成意見
  • 学校の傾向と変化

などなどたくさんの声を拾いながら、さまざまな角度からこの問題をみていきます。

私も、二分の一成人式を経験した一母親です。

素直に感動したり娘の成長に胸が熱くなる一方で、見えてしまった問題点がありました。

 

今年は、長男の二分の一成人式も控えています。

私としても今後、学校は今増えている疑問の声や問題点を無視することはできなくなり、変わっていく流れであると感じているところです。

 

今回は、最近起こりつつある学校の取り組み内容の変化についても注目し、皆さんと一緒に「二分の一成人式」について考えていきたいと思います。


二分の一成人式はいらない!?その問題点にせまる!

参加した保護者から、「感動的」「涙した」そんな声があがってくる二分の一成人式ですが・・

一方で無視できないほどに膨れ上がってきている疑問と批判の声。

今回は、こちらに注目していきます!

「二分の一成人式」というキーワードで検索すると、実は以下のような言葉があがってきます。
  • 感動するだけでいいの?
  • 2分の1成人式がヤバイ
  • 即刻やめるべき
  • 「感謝の言葉」苦にする子も
  • 必用なのか?

ツイッターや知恵袋でも、二分の一成人式の必要性に疑問を問いかける質問や意見がたくさん並びます。

 

 

二分の一成人式の時期になると、年々「いらないのではないか」という声や、内容の問題点を指摘する傾向があるのは確かです。

 

二分の一成人式の問題点提議

 

二分の一成人式4つの問題点
  • 多様化する家族・家庭環境への配慮不足
  • 親への感謝の強要
  • 当日行けない親、来てもらえない子
  • 関係者(子・親・先生)の負担

 

それぞれについて、詳しく説明します。

多様化する家族・家庭環境への配慮不足

離婚も多く家族のあり方は多様化しており、それぞれの子供たちの家庭環境もさまざまです。
  • 虐待をうけている子
  • 死別などで親がいない子
  • 施設にいる子
  • 養子の子
  • 片親の子
  • 親が再婚した子
  • 親が重度の病気な子
  • 親の愛を感じられない子
  • 「ありがとう」を言いたくない子

 

さまざまな家庭環境の中で、さまざまな感情を抱いた親子がいるのは確かです。

そんな親子にとって

  • 親への感謝の手紙やスピーチ
  • 根掘り葉掘り出生の記憶を聞く課題内容
  • 小さい頃の写真のスライドショー

など個人のプライバシーたっぷりの内容を、みんなの前で発表させられる二分の一成人式だったとしたら、それは苦痛に感じるイベントになるかもしれません。

 

複雑な家庭環境にある子供たちへの配慮がなされていないことに、疑問の声があがっています。

親への感謝の強要

上でも述べたように、子供は親や育つ環境を選べません。

そんな中、もう1つ問題にあがるのが・・

生んでくれた親には感謝の気持ちを」と無条件にもっていく二分の一成人式の傾向です。

 

家族の形としては見えなくても「親への感謝の手紙やスピーチ等を苦痛と思う子はいます

もしも、母親に毎日虐待されていて苦しんでいるとしたら?

そういった親への感謝が難しい状況の子供たちもいるのです

親への手紙やスピーチに、感謝の強要性はあるのでしょうか?

あの感動的雰囲気の場面で、ありがとうを言わないことは難しいと思います。

 

事前に先生のチェックや練習も何度もありますが、そこで異議を唱えることができていれば、そんな場はそもそも設けられないことでしょう。

複雑な思いを持つ子供たちからしたら、それはもう感謝の強要になってしまっているのでは?

皆が皆、幸せな家庭だと決めつけてこういった場を設けることは危険です。

感謝するべき保護者がいること前提で作られた二分の一成人式は、単に「親を喜ばせるためのイベント」になっているのではないかと、疑問の声が出ています。

当日行けない親、来てもらえない子

娘の学校では、「二分の一成人式にぜひとも参加をお願いします」と4年生になった当初から親へお知らせがきました。

早めに知らせて仕事の都合もつけて欲しいようで、先生たちのなんとしても親に参加して欲しいという思いが伝わってきます。

当日は、親子で手紙のやり取りやサプライズプレゼントなどで驚かせる企画も用意されていたからでしょう。

二分の一成人式への招待状

わざわざ、親が来やすい土曜日に式典として大々的に行う小学校だってあります。

ですが、必ず全員の親が参加できるというものではないです。

  • どうしても仕事が休めない
  • 病気で行けない
  • 介護で行けない
  • 行く親がいない

家庭の事情があって、参加できないケースは毎年各クラス数人はいるでしょう。

 

うちの娘のクラスでもその日来れなかった親御さんがいて、手紙の受け渡しを先生が代わりにしている場面を見かけました。

2人だけその場にいない親に向かってスピーチをし、親からの手紙を先生から受け取っている姿を目の当たりにすると、どうしてもその子達の気持ちを想像してしまいます。

 

参加してあげられなくて苦慮する保護者もいます。

そして、当日参加できない親とその子供は、肩身の狭い思いをしているのが現状ではないでしょうか。

1対1で呼びかけたり、プレゼントする対象の親がいないわけですから。

そういった内容で企画している学校はまだまだ多いし、毎回来られない保護者もいるわけで、その親子への配慮欠如は問題としてあげられています。

子・親・先生の負担

もう1つの問題点は、関係者にのしかかる負担です。

二分の一成人式を開くにあたって、発表などがんばる子供にも、参加する親にも、企画する先生にもけっこうな負担が生じています。

  • 子供・・たくさんの練習と過度の緊張を強いられる公での発表
  • 先生・・誤字脱字や内容チェック、練習、立派な式に仕上げる企画へのプレッシャー
  • 親・・子供が振り返る10年の課題に付き合ったり、写真やサプライズプレゼントの準備

 

うちの娘のクラスは、みんな感謝の手紙を暗記して1人1人発表をしなければいけませんでした。

これは、相当なプレッシャーだったようで、何度も何度も練習したのだとか。

私は内容もですが、とにかく頭が真っ白になって固まらないかが心配で(実際いました)、ヒヤヒヤ見た記憶があります。

二分の一成人式のスライドショー

うちの先生は、みんなの写真を使ったスライドショーに曲をつけて、感動的な作品も作ってくれていました。

これも、なかなか大変な作業だったはず。

 

最後には、親から子供へお祝いの手紙をサプライズで渡しました。

他のママ友達の学校では、歌のサプライズプレゼントをするために、親が何度も夜に秘密で練習に通ったというところも。

関係者すべてがなんらかの負担をおった中で、成り立っているイベントであることは確かです。

二分の一成人式への反対・批判の声

私は気づけていませんでしたが・・いろいろな見方があるのですね。
これらの問題点についての、さまざまな声を集めてみましたよ。

全てが幸せな家族とは限らないという意見や、感謝の強要に言及した人も。

実際に、二分の一成人式が苦痛だったという生徒側の声もあります。

自分が辛いだけでなく、幸せそうな友達親子を見て惨めな気持ちになることも。

そして、苦痛なのは子供だけとは限りません。

振り返る10年が、もし辛い記憶だったら?

「普通」の家庭環境でないのが露呈されてしまう機会を作るかもしれない。

子供に申し訳なく思う親も出てくるのです。

実際に、親が来れなくて泣いている生徒がいたとのこと。

子供も辛いけど、行けなくて辛いのは親もしかり。

こういう課題、小学2年生でもありましたよね?

10歳で再び振り返る意味に疑問をもったり、卒業の節目でもないし、あえてこの時期に行うことの存在意義に疑問をもつ人も。

二分の一成人式の内容に戸惑う子供たち、そして疑問を持つ親がいるのは、確かなようです。

でも、実際に参加した時には、感動している人が多かったように思いますが!?
たしかに、二分の一成人式を純粋に素敵に感じて、肯定的に受け止めている親子が実際には多いです。

 

次は、そんな賛成派の意見を聞いてみましょう。

二分の一成人式に賛成派の意見

次は、二分の一成人式に対して賛成派の意見を集めてみましたよ。

 

子供の成長を感じて、感動したという感想はやはり多いです。

実際に体験すると、そのよさがわかったという声も。

親子で10年を振り返った時間を、貴重だったという意見もあります。

問題点を知った上で、なくす必要はないという意見もあります。

二分の一成人式そのものには賛成で、中身を変えていくべきではという意見も多いです。

賛成意見の中に意外と多かったのが、2分の1成人式そのものを否定せず、やり方を変えてというものです。

とくに問題とされる、親への感謝の強要や、生い立ちの振り返り、そのプライベートな内容の発表をしない方法。

親を巻き込まず、子供だけに光をあてた子供のための行事であるならという声が多くありました。

 

二分の一成人式は、あくまで子供自身のための行事ですもんね!
そうです。

親を喜ばせるための行事ではないのは確かです。

 

  • 誰のために、どういった目的で開き、何を得て欲しいのか。
  • そのための方法に、矛盾やリスクはないのか?

 

学校側や先生も、この辺をしっかり考慮することが求められ、問題点に目をつむってばかりはいられない時代になっているように感じます。

批判を受けて学校は変わるのか?

問題点がいろいろと見えてきましたが、この声は学校に届いているのでしょうか?
実は、その声に対応している学校もあります。

学校の対応は、以下の2つにわかれます。

  • 思い切ってやめてしまう学校
  • 内容を変更する学校

二分の一成人式をやめた学校も実際ありますし、今後も増えていくのではという見方もあります。

やめるにはいたらなくても、内容を変更し問題点をなくす努力をする学校も多いです。

内容を変更する学校

どんな風に内容を変えているのでしょうか?
さまざまな学校の変更した内容をまとめてみました。

【今までと変えたこと】

  • 親への感謝の手紙やプレゼントは取りやめ
  • 小さい頃の写真を使ってのスライドショーなどもなし
  • 自分の親に個別に何かをするというのもなし
  • 親が来れなくても困らないよう配慮

【新しい内容】

  • この10年でできるようになったことや成長を見せる場に
  • 自分の将来についれ考えたり、まとめたり、発表する場に
  • 合奏や合唱、体育的なものの披露
  • 親への感謝の歌とかではなく、教科書にある曲からチョイス
  • あくまで、自分たちの成長を感じる機会にし、その成長を祝うスタンス

 

最近の二分の一成人式では、「親への感謝」から「子供の成長を祝う」「未来への決意」へとテーマが移行している学校が多くあるようです。

 

親への感謝の手紙をやめて、「将来の夢」や「どんな大人になりたいか」、自分の将来について考えたり調べたり、「自分たちができるようになったこと」を発表する場とする学校が増えてきているとか。

問題点を改善しようと意識して、変わろうとしている学校もあるのですね。

私の友人が勤める小学校では

小学校の先生をしている友達に、先日現状を知るべく、二分の一成人式についてちょっと話を聞いてみました。

札幌のある小学校に勤めているのですが、ここでは校長先生が変わって、まさに今年から内容を変更したとのこと。

  • 今年から親への感謝の手紙やスライドショーはやめて
  • 発表は個別に親に向かってするものではなく合唱や合奏など
  • 自分の成長を感じられる場にし、成長を祝う会に

というスタンスに変わったそうです。

二分の一成人式の案内紙

新しい校長先生は、来年は二分の一成人式をしない方向で考えているように感じるとか。

二分の一成人式をどんな行事として取り扱うかは、校長先生の考え方もけっこう重要なのかもしれませんね。

先生をしている友達は、保護者から直接クレームを受けた経験はないものの、全国的にとりやめていく方向にあることを現場でも感じているようでした。

二分の一成人式自体が、ここ10~15年くらいの行事でもあるので、あり方についての議論や方向性の変化は、まさに現在真っ最中なのでしょう。

よい方向へ変化して、二分の一成人式を苦痛に思う親子が減っていくことを切に願います。

 

最後に

おしまいに、二分の一成人式の問題点や学校の傾向・変化についてまとめます。

 

【二分の一成人式の問題点】

  • 親への感謝の強要
  • 多様化する家族・家庭環境への配慮不足
  • 当日行けない親、来てもらえない子
  • 関係者(親・子・先生)の負担

【変わりゆく学校も】

  • 親への感謝が難しい状況の子供たちへ配慮し、感謝の手紙をなくす学校も
  • さまざまな家庭環境の中で、さまざまな感情を抱いた親子、参加できない親子がいることを念頭に、親子1対1でするやり取りをなくす傾向へ

二分の一成人式は、親を感動させるためのものではなく、子供たち自身が成長を感じられる場に。

「親への感謝」から「子供の成長を祝う」「未来への決意」へとテーマが移行している傾向にある。

 

娘の学校で1人1人、感謝のスピーチをしている時、「○○さんのお母さん泣いた?」とかいう子供たちのやり取りを聞きました。

親を感動させようとか、泣かせようとかそんな頑張りは、私としてはいらないです。

さまざまな批判をたくさん取り上げましたが、経験した娘に

二分の一成人式ってどうだった?

と、聞いたら・・

よかったよ!

日頃言えない感謝の気持ちをきちんと伝えることができたしね。

 

って答えで・・そっか、娘にとってはよい体験だったんだなと。

親子の捉え方は、本当にそれぞれだと思います。

でも、確実にいるであろう「二分の一成人式を苦痛に思う親子」への配慮が先にできるなら、問題点は改善した方がよいと感じました。

家庭の事情も個々で違うので、感じ方も違いますが、子供たちが平等に学べる時間にして欲しいと強く望みます。

皆さんは、どう思いましたか?

byRIKO

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